おはようございます、藤原です。
会社などで優位な立場にある人が、「部下のくせに横着だ」とか、「経験が浅いくせに生意気だ」とか、「女のくせに図々しい」などという感情をあらわにすることがあります。
感情は、目の前の出来事に対する本能的な反応。
優位な立場にある人の中には、相手が自分の思い通りに動かなかったり、言うことを聞かなかったり、逆らったと感じた瞬間に、ムスッとしたり、不機嫌になったり、嫌味を言ったり、罵声を浴びせたり、エスカレートすると暴力を振るうことさえあります。
長年の教員生活の中で、このような場面に遭遇することはよくありました。
先生業の方は心当たりがおありかと思いますが、教師が優位で、子どもが劣位と捉えている人は、子どもに対して感情と権力で対応をしてしまいがちです。
これは、上司と部下、経営者と従業員、親と子でも同様です。
特にこのような状態の時に沸き起こる感情というものは「怒り」であり、さらに、その怒りに対して「正当化」しようとします。
先生の場合は、子どもに厳しく指導をするのは「正しい」ことだ!
上司の場合は、部下に指示や命令をするのは「正しい」ことだ!
しかしそれは、「正しい」ことではなく、自分が「正しいと思いたい」だけ。
例えば、上記のような場合に相手が「私はサポートのつもりでやり方を教えたのです。答えを教えたのではありません。」とか「私はその業務が初めてで要領がつかめませんでした。これからは気をつけます。」と言葉を返したとしましょう。
それを聞いた先生や上司は、相手への「怒り」が小さくなり、自分の思い込みによって相手を責めてしまったと自省し、「正しい」と思いたい自分と、「間違い」に気づいた自分の感情の葛藤がはじまり、どちらの感情を選択しようかと瞬時に判断をしはじめます。
ここで「幼児的な大人」の場合は、怒った手前あとには引けず、自分の「正しさ」をさらに主張し、その結果、キレる、激昂するといった事態に陥ります。
さらに相手が反論をすると、その人も自分の「正しさ」を主張することになり、負のスパイラルにハマってしまい、子ども同士の喧嘩みたいになってしまいます。
一方で、「理性的な大人」の場合は、自分の独りよがりな思い込みで相手を責めてしまったことを自省し、謝罪の言葉なりを返すでしょう。そして、相手との関係性を修復することができます。
(謝罪ができるということは、器が大きくなければできないことだと常々思っています。自分にとっては「痛み」ですから。)
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私たちの身の回りで起きる様々な出来事や問題は、常に多角的な要素を背後に含んでいますので、画一的な捉え方というのは非常に危険です。
さらに感情というのは、本能の影響を強く受けていますからコントロールするのが難しいです。
画一的な捉え方から多角的な捉え方へ。さらに感情をコントロールできるようになると、様々な問題は解消されていきます。
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