「亭主元気で留守がいい」と
思ったり、夫が単身赴任中や
別居中などの奥さんを、羨ましく
思ったことはありませんか?(笑)
「亭主元気で留守がいい」の言葉は、
1986年の流行語にも選ばれており、
CMのキャッチコピーから世間に
広がっていった言葉ですね。
私達の年代(50代〜60代)で、よく
話題になることの一つが夫のこと。
いつまでも健康であって欲しいと
願うものの、現実的には・・・。
「夫が退職して家に戻ってくるの。
特に共通の話題もないし、一緒に
いてもきっと楽しくないわ。
夫は台所には立たないし、料理など
作れないから、また毎食のご飯の
準備が大変になる。
おまけに、上げ膳・下げ膳、
服は脱ぎっぱなし。洗濯物は増える。
あ〜あ、また家事が増えて嫌だなぁ。
夫が居ると友達も自由に呼べないし、
自由に出かけることだってできない。
いちいち行き先を言わないと
いけないのも面倒臭い!あ〜あ。」
これは、夫と一緒に生活していた
時の、妻から見た夫の過去の習慣
であり、
「これをすれば、きっとこうなる」
「これを言えば、きっとこう言われる」
というもの。
私達は、自分の事・他人の事・
仕事の事などに関しても、
「過去」に起きたことと似た様な
ことが起きると、きっとこうなると
紐付ける「思考の癖」があるのです。
ところで、「帰納法」を学校教育
で学んだのを覚えていますか?
「帰納法」とは、さまざまな事実や
事例から導き出される傾向をまとめて、
結論につなげる論理的推論方法です。
例えば、
「りんごダイエットは効果がある。
Aさんもりんごを食べて痩せた。
Bさんもりんごを食べて痩せた。
きっと、私もりんごを食べると
痩せるだろう。」という推論です。
これと同じように、
「私が外出しようとすると、夫は
いつも不機嫌になる。きっと小言
を言われるだろう。」とか、
「夫が帰ってきた時に、リビングが
散らかっていると、いつも片付けが
下手だと文句を言われる。また、
今日も言われるだろう。」のような
ことを、日常生活で結びつけるのも
「帰納法」の思考の結果なのです。
しかし、この「帰納法」は、論理的
でもなく、確率も高くはないのです。
これまでに繰り返し起きたことが、
また明日も必ず起きるとは決まって
いません。
人間の「心理」と「経験」を、勝手に
結びつけて、あたかも「結論」が
決まっているかのように思っている
だけのことなのです。
このように「帰納法」が習慣になって
いるばかりに、新しい出来事に対して
柔軟に対処できなかったり、諦めたり
することが、意外と多いのです。
あなたも経験があるのでは・・・?
私が、友達と旅行に行きたいと
言えば、きっと夫は嫌な顔をする
だろうと思っていたのに、意外にも
「行ってきていいよ〜。」と笑顔で
快諾してくれた、というようなこと。
「帰納法」の癖を捨てたいものです。
この癖をわかりやすい言葉で言えば
「思い込み」や「決めつけ」です。
私も気をつけます。(汗)
〈追伸〉
昨夜、4日間の東京出張を終え、
無事に熊本に帰りました。
一週間後、また東京に伺います。(笑)
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