「ゲーム依存になるのでは?」
「ネット依存になるのでは?」
「昼夜逆転の生活になるのでは?」
と、心配されるご相談は多いものです。
子ども(大人の場合もあります)は、
ゲームの世界やネット世界で「何を」
満たそうとしているのでしょうか?
その前に・・・。
なぜ、親はゲームやネットを
目の仇のように思うのでしょう?
「どうにかして辞めさせたい。」
そして、いいアイディアを思いつきます。
「ゲーム機やスマホを取り上げる」
「ルールを守らなかったら禁止にする」
です。
(私も息子が小さい時、何度ゲーム機を
隠したことか。反省しています。汗)
仮に、あなたがスマホを
取り上げられたらどうでしょう?
私だったら、かなり困ります。
電車の時刻や乗り継ぎ、仕事の連絡、
スケジュール管理、メールチェック
家族との連絡、わからないことが
あった時に調べる、などが
できなくなってしまいますから。
こんなに便利なものが使えなく
なったら、生活に支障をきたして
しまいます。
「大人は別」と反論されそうですが、
子どもには子どもの世界があって、
ゲームの世界やネットの世界で
繋がっている関係もあるのです。
なぜ、親だったら勝手に取り上げたり、
ルールを決めたりするのが許される
のでしょうか?
それは、「親」という「権力」で
子どもを支配しているからです。
子どもの気持ちに寄り添うことなく、
親という「権力」を振りかざして
親の価値観を押し付けているだけ。
お子さんは、親の価値観で「制限」
されることに、息苦しさを感じて
いるのです。
では、子どもは、ゲームの世界や
ネット世界で「何を」満たそうと
しているのでしょうか?
それは、親から満たして
欲しかったもの・・・。
「可能性」です。
幼少期からの「制限」の積み重ねが、
今に至っているのではありますが・・・。
例えば、
太郎君と遊びたいと思っていても
「あの子は乱暴だから遊んだらダメ」
ポテトチップスを食べたくても
「ジャンクフードは体に悪いからダメ」
学習塾には行きたくないと思って
いても「もっと勉強しないとダメ」
流行りの洋服が欲しいと言っても
「みっともないからダメ」
自分のやりたいことは叶えられずに、
「制限」のみが与えられる・・・。
次々に親の要求は膨らみ、それに
応えるのが息苦しいのです。
そんな時に、
ゲームやネットの世界では、
自分でしたいことが、自分で
決められる可能性が広がります。
自分がやっただけ、評価して
もらえる可能性が広がります。
わからないことがあったら、
分かりやすく教えてもらえる
可能性が広がります。
親から「制限」された息苦しい
生活より、自分の「可能性」が
開かれる生活の方が楽しいのです。
勿論、子どもだけでなく、
大人も家庭や社会の「制限」の
中で生活をしていますよ。
家庭や社会が機能するためには、
ある程度のルール(制限)は
必要ですから。
世間の常識を重んじる家庭や
しつけの厳しい家庭で育っている
お子さんは、家庭での「制限」を
過剰に受け、息苦しさを感じて
いるのです。
ゲームやネットの世界の「闇」の
部分だけが過剰に取りざたされて、
その情報に振り回されているのは、
大人の方です。
ゲームやネットにハマる人がいる
からこそ、時代は早いスピードで
変化し、新しいゲームやスマホが
発売されているではないですか。
(賛否両論です。)
子どもは子どもなりに、もがき
苦しんで、ゲームやネットの世界
に逃避していたり、ほんの少でも
自分の「可能性」を見出せるものは
ないかと模索しているのです。
長い人生の中で、そんな時期が
あってもいいのではないでしょうか?
お子さんに「制限」を加える言葉かけ
より、「可能性」を信じた言葉かけを
したいものですね。
私も、孫に「制限」を加えすぎない
ように気をつけて、楽しい生活を
送りたいと思います!(笑)
「ブランコ、楽しいなぁ。」
* * 弊社主催講座* * *
「藤原お茶会」
熊本(11/7)、名古屋(11/21)
東京(12/24)
詳細・お申し込み→こちらから
東京銀座【悩みの相談会】
11月11日(月) 10時30分〜12時
詳細・お申し込み→こちらから
東京銀座【お試しコンサル】1名様限定
11月11日(月) 14時〜15時
詳細・お申し込み→こちらから
【言葉を動かす実践6回講座】
熊本、鹿児島(毎月1回、半年間)
詳細・お申し込み→こちらから
* * * * * *
宜しくお願い致します。