おはようございます、藤原です。
「仕事で結果を出したいけど、これ以上忙しくなるのは嫌だ」
「いざという時のために副業をしたいけど、私に何ができるかわからない」
「ビジネスを大きくしたいけど、プライベートの時間は減らしたくない」
というお悩みを聞くことがありますが、これは相反する願望を抱えて悩んでいると言っていいでしょう。
上記の場合はどれも、「収入を得るためには今よりハードワークに耐えなければならないということを頭では理解している。でも、キツいことはしたくない。」という「苦/楽」という対立する概念を天秤にかけ、利己的な考え方に引きずられてなかなか意思決定ができずに悩んでいる状態。
このことは、「苦/楽」だけに関わらず「勝/敗」「上/下」「金持ち/貧乏」などといったあらゆる概念についても同じことが言えます。
つまり人間は、同じ階層の両端を行き来しているということ。
勝負に負けたらから次は勝ちたいと願い、立場が下だから上になりたいと願い、貧乏だから努力してお金持ちになりたいと願うわけであり、手にしている現状があるからこそ、「その先」の願望を達成したいと思うもの。(階層は同レベル)
それは、人間の本能である「所有」という上位概念で表現することができます。
人間は、モノも学歴も地位もお金も、より多くのものを「所有」したいと願い、一度手にしたものを減らしたくない、捨てたくないものであり、「所有」の欲求に終わりはありません。
物理的に豊かな時代の恩恵を受け、様々なものを所有して安心して暮らしている私たちではありますが、思考力のある人は、その盲点に気づいているはずです。
自分が所有している物、学歴、資格や地位、収入などが、自分のほんとうの価値を表現するものではないということを…。
人間にせよ、商品(サービス)にせよ、偽りの価値を最高値でラッピングしているだけ。
経済至上主義社会において、収入を得るためにラッピングすることが重要なのは理解できますが、華美なものは、もはや美しくない…。
中身の薄っぺらなものが多いように感じるのは私だけではないと思います。
特に人間の場合は、ラップングを剥がせば中身は不要品の寄せ集め。
それらを所有していることによって、意思決定や行動が制限されたり、誤った判断をしてしまったりする傾向にあるようです。
極論を言えば、今、所有しているものは過去の経験や学びから紐付けされた古い習慣であり、固定化された思考。
では、「仕事で結果を出したい」「ビジネスを加速させたい」「価値ある自分になりたい」と思う人は、どうすればいいのでしょうか?
固定化された思考を捨て続けること。
具体的に言えば、「正/誤」「善/悪」などといった相反する概念を捨て続けること。
では、何を拠り所にすればいいのでしょうか?
美学(美の哲学)こそが、これからの時代を生き抜くために大切になってくるでしょう。
美学とは、「美/醜」で表現される芸術や美容やファッションのようなものでもなければ、自己啓発で語られる偽善的な「美しい生き方」のようなものでもなく、もっと奥が深いもの。
ビジネスにおいても生き方においても、美学をもとに価値判断ができなければ、情報に振り回され、所有することで埋もれるだけの人生になるのではないかと危惧しているところです。
あなたに「美学」はありますか?
スピっぽく言えば、「美しい魂」と言ってもいいかもしれません。(笑)
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◾️東京官学支援機構 専務理事
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