こんにちは、藤原です。
自分の意見や提案を否定されたり、他者から厳しい指摘を受けたりすると、誰でも動揺すると思います。
その時に思わずオロオロして頭が真っ白になる人、涙ぐんで悲劇をアピールする人、あるいは厳しく反撃する人など、その反応の仕方は様々であり、その人なりの特徴があるようです。
反応の表現方法は違っても、抽象度を上げると起きている状態は同じ。
万人に共通のことでありますが、物事が起きた時に五感を使い、その人なりの感覚を持って感性として受け止め、それがダイレクトに感情に影響を及ぼし、瞬時に思考(悟性のカテゴリー)へと繋がるという「脳の構造」。
その人なりの思考回路により、想定外のことが起きた時の反応の仕方は様々ではありますが、多くの人はなるべくなら平穏に暮らしたいと願うもの。
そこで、揉め事がないように、他者とトラブルを起こさないように気を使っていることと言えば、「他者を承認する」とか「他者に共感する」ということ。
それには婉曲的に、何かあっても「私のことも承認してね」とか「私にも共感してね」という意味が含まれています。(いわゆる「反報性の法則」と言われるものへの期待。)
人間は他者との関係を築いていかなければ生活はできませんので、「承認」や「共感」というのは円滑な人間関係を構築する上においてはとても重要なことだと思っています。
一方で、「承認」や「共感」を求めるということは、他者に「依存」しているということでもあります。(このことは前回「他者への依存」のブログにも書いています。)
言い換えると「自立」を目指していても本当の意味では自立などできないということ。
人間は、他者に依存しなければ存在していくことはできません。
もう少し広義に捉えると、他者に依存するだけでなく動物や自然や食物などといった「外部」への存在によって人間は生かされていると捉えることができます。
そこへの気づきがあると、「外部」に対する認識が変化し、感謝や畏敬の念を感じるようになるでしょう。
きっとあなたも何らかの「外部」と深く関わっていると思います。
私の場合は、数年前から趣味になったガーデニングが「外部」との深い関わりであり、それにより多くの気づきを与えられています。
庭の植物を通して、天候や季節の変化、虫や蝶や鳥との関係性、そして花友(ガーデニングに関する人)との出逢い。
そのことにより毎日が感謝の日々。また、自然の偉大さや人間がコントロールできない神秘性に畏敬の念を感じることも圧倒的に増えてきました。
だからこそ、自分のところにやってきた植物達を大切に育てることが外部を裏切らない行為だと思い、メンテナンスが肉体の辛さや精神的な強さを求める行為であっても怠けてはいけないと、自分を律するようになりました。
どちらかと言うと、「自立」より「自律」が大切であり、自律できてこそ自立に繋がっていくもの。「自律は自立に先立つ」といってよいでしょう。
「他者」との関係の場合は、承認や共感を求め合うような共依存の関係ではなく、見返りを求めず他者のためになる言動を起こすことが大切だと考えています。
時によっては、他者から嫌われたり、マイナスのイメージを持たれたりするかもしれませんが、「利他の心」から湧き上がる言動であれば、いつかは理解される時がくるのではないでしょうか。
たとえ一生理解されないとしても、他者(外部)のためになるという強い信念を持って行う行為であれば、それは「美学」へ通ずる道だと考えています。
〈追伸〉
過日、満開になったクレマチス(新紫玉)に感謝し、室内で家族と楽しみました。
リビングテーブルの上
お風呂の中
また、5月14日(日)は、お世話になっているコンフォートガーデンさんの企画によりオープンガーデンツアーと寄せ植えを楽しませていただきました。
新しい花友ができたことに感謝すると共に、ご指導していただいた寄せ植えは自宅の玄関へ。
夏に向けて、爽やかさを演出する寄せ植え。
使ったお花は、ペチュニアティー、オレガノケントビューティー、ヘリオトロープ、トレニアブルーインパルス、ユーフォルビアダイヤモンドフロスト。
メンテナンスを楽しみながら大切に育てていきます。
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◾️東京官学支援機構 専務理事
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