おはようございます、藤原です。
日々、忙しい生活の中で「もっと効率よく物事をすすめたい!」と誰もが思うのではないでしょうか。
裏を返せば、やることが多くて時間がないという状況。
「時間がないのでゆっくり食事もできない。」「時間がないので友達とも会えない。」「時間がないので旅行にも行けない。」など。
多忙な人に限って、時間ができたらやりたいことがたくさんあるのに…、と現実に落胆し、一日24時間という誰にでも平等に与えられた時間をどうにかしてコントロールし、効率的に使いたいという気持ちが強いようです。
そんな時に目に飛び込んでくるのが「時間管理」というワード。
手帳術やスマホのアプリを使って時間管理をするとか、タイムマネジメント法やスキマ時間活用法などを勉強して、自分なりに時間を管理しようと。
時間管理ができるようになった暁(あかつき)には、効率よく物事がすすんで、何らかの結果を得られる、ということを期待しているようです。
言い換えると、時間管理は「結果を得る」ための一つの手段だと。
よって、物事をテキパキとこなして生産性を上げたり、スキマ時間を活用したりして時間の無駄を極力なくすことが結果に繋がると信じて、常に時間を気にして作業を進める人もいます。
一方で、どうしても効率的な作業を苦手気とする人もいます。
他人から見るとダラダラと何かをやっているように見えるかもしれませんが、そのようなタイプの人は、ゆっくり落ち着いてやらないとミスしてしまうという自分の癖を知っており、慎重に物事を進めているのかもしれません。内心は、効率的に進められるようになりたいと思っているでしょう。
果たして、効率的にできるようになると何らかの結果が出せるのでしょうか?
答えは、NO.
なぜなら、「効率」と「結果」はまったく関係ないからです。むしろ、「早い(速い)/遅い」ということに優劣をつけている、人間の思考に問題があります。
私たちは、「すぐに〇〇」「短期間で〇〇」「最短で〇〇」という打ち出し方に魅力を感じ、そのようなタイトルの本や記事を読みたくなるものですが、効率的に物事を進められるようになったからといって、結果が出るということはほとんどありません。
人間は、「時間を管理している」ようで、実は「時間に管理されている」と言ってよいでしょう。
実際に世の中のあらゆる物事は、個人の都合に合わせて動いてくれるわけではありませんし、物事が与えられるタイミングというものは自分では管理できません。
自分を中心にして、時間や物事を捉えること自体が間違っており、時間管理のテクニックは、あくまでも気休めに過ぎないということ。
最速・最短で結果を出したいと思うのであれば、「効率的な道」で思考を短縮するのではなく、むしろ「まわり道」で思考を鍛錬することの方が結果に繋がるということを肝に銘じ、地に足をつけて努力することが大切だと思います。
それが「美学」に通じる入り口でもあります。
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