おはようございます、藤原です。
日本の近代文学で有名な井伏鱒二の短編小説を読んでいます。
なぜ、この文学作品を読んでいるかと言いますと、東京美学倶楽部の研修課題の一つとなっているからです。
井伏鱒二の名作といえば、国語の教科書にものっていた『山椒魚』
「山椒魚は悲しんだ。」から始まるストーリがぼんやり記憶にある方は少なくないのではないでしょうか。
同じ作品を読んでも、人生経験に加えて、人間や世界の「本質」や言葉の「構造」への理解(哲学の世界観)が深まると、まったく見え方が変わってくるものだと改めて実感しているところです。
特に文豪と言われる人の文学作品には哲学的要素が満載ですから、哲学の世界観を理解した上で読むと、自分の人生やビジネスへの「気づき」をたくさん受け取ることができるようです。
また、「気づき」があると、新たな方策や次の行動を起こすことができますから、「気づきは成長の出発点である」と言ってもよいでしょう。
一方で、哲学の世界観を理解すると言っても、日本では大学で哲学を専攻するか、大学院の教養課程で触れるか、あるいは独学か、哲学サロンみたいなところか、私たちのような「ビジネスリーダーのための哲学」を学ぶ場に参加するか、などの手段を取らない限り、なかなか触れる機会はないでしょう。
だからでしょうか、文学作品を読んでもありきたりな「感想」や「作品の評価」で終わってしまうのかもしれません。
ある意味、哲学を知らないということは非常にもったいないことのように思います。
随分話がそれてしまいましたが、「山椒魚」の作品の他に、「寒山拾得」(森鴎外の作品にも同じタイトルがあります)、「夜ふけと梅の花」「屋根の上のサワン」などを読みましたが、いつの時代も人間やビジネスにおける悩みや問題は変わらないものだと思いました。
これらの作品に共通しているのは3つ。
「痛み」「孤独」「欲望」
直接的に表現されている作品もあれば、逆の表現によって背景に沈んでいて真意を掴むのが難しいものもあるように感じました。
哲学的な表現をするならば「見えないものを見よ!」という視点が必要のようです。
人間は、いつの時代に生きていても「痛み」や「孤独」には向き合いたくないし、「欲望」を満たしたいというのが本質であり、人間の性(サガ)というもの。
そして、他者と戯れることで「痛み」や「孤独」から目を逸し、ポジティブを装うために日常的に嘘をつき、目先の欲望を満たすことで自分をごまかしながら生きている、と言っても過言ではないでしょう。
特に「寒山拾得」は、ビジネスの裏側をストレートに表現したものであり、端的に言えば、「稼ぐために他人を騙す」という趣旨のもの。
詐欺師まがいのことをやり、私腹を肥やして笑っているようでは、人間は脱落していく一方です。
ビジネスの世界は汚れているものだと再認識すると同時に、だからこそ「誠実なビジネス」をする経営者や企業を増やしていく努力をすることが大切であると、自分の使命が間違っていなかったことに強い確信を持つことができました。
一方で、消費者も簡単に騙されないように教養を高めることが大切です。
「騙されて買ってしまった…。」と嘆いたり、怒ったりする前に、「騙されやすい教養のない自分」であることを認めなければなりません。(=痛み)
相手が悪いと他人のせいにしていたり、どうせ自分はバカだからと開き直っていたりしていては、いつまで経っても成長することはできません。
(あなたの「住空間」や「言語空間」を見れば、一目瞭然です。)
騙されやすい自分から卒業したい、教養を身につけたい、知的な女性を目指したいという方は、ぜひ「東京美学倶楽部 九州支部」で一緒に成長を目指していかれませんか?
「東京美学倶楽部 九州支部」(オンライン個別、東京会場、熊本会場)の会員募集(1年会員)の詳しい内容は、下記よりご確認ください。
(お申し込みの締め切りは、2月17日(水)です。)
↓ ↓ ↓
Tokyo Aesthetics Club Kyushu 2023
詳しくお聞きになりたい方は、オンラインによる説明会をご利用ください。
下記より都合のあう日程をお選びください。
↓ ↓ ↓
◇ 元断捨離トレーナーとしての実績(片付け×掃除)をさらにバージョンアップし、美学的な視点と論理的な哲学思考を上乗せした「美学的空間づくり」事業も行っております。
お問い合わせは、→こちらより
*
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと会員ページにアクセスできます。
定期的にメルマガが届きますので、楽しみにお待ちください。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京美学倶楽部
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!