おはようございます、藤原です。
前回の続きになります。
私のような凡人に比べて、責任のある地位にいる人や大きな事業をしている人は、もっと時間に追われて「まとまった時間」が取れないのにも関わらず、ゆとりがあるようにみえるのは、なぜでしょうか?
〈時間をどのように捉え、どのような使い方をしているのか?〉
私も意識していることですが「細切れの時間」をムダにしない、ということ。
多くの人は、短時間で集中力を上げることは難しく、ましてや仕事や勉強などになるとなおさらウォーミングアップだけで終わってしまう、と感じているのではないでしょうか。
あるいは、「細切れの時間」に集中できる人は、周りで井戸端会議をしていても、隣で子どもが兄弟喧嘩をしていても作業に没頭できる特別な能力を持っている、と思っているかもしれません。
確かに、「自分の世界」に閉じこもるのが得意な人は存在します。
「自分にはそのような特別な能力がないので無理だ」とか、「どうせ凡人だからそのような真似はできない」、やはりまとまった時間がないと…と無意識のうちに決めつけていたり、「細切れの時間」を活用するといった方法を知らなかっただけなのかもしれません。
*
「細切れの時間」に関わらず、「時間」を有効に活用するには、時間そのものを俯瞰して捉える必要があります。
この場合に限定して言えば、自分の時間の「全体」の中の「部分」が今であり、その時間をどう使っているか、ということになります。
時間は、過去から現在、未来に流れているだけであり、「まとまった時間」とか「細切れの時間」などの区別はありません。
さらに、「まとまった時間」や「細切れの時間」は、どのくらいの時間のことを言うのでしょうか?
時間のような概念こそ、個人差は大きいです。
10分をまとまった時間と捉える人は、30秒を細切れの時間と捉えるでしょうし、5時間をまとまった時間と捉える人は、30分を細切れの時間と捉えるでしょう。
要は、「今」に集中しようとしているかが重要なこと。
*
細切れの時間を有効活用するのが当たり前になっている人は、それだけ取り組むべき課題があるということであり、常に真剣勝負をせざるを得ない状況に置かれているのだと思います。
そんな人も「できたらまとまった休みが欲しいなぁ」と思っているかもしれません。
反対に、細切れの時間で集中するのは無理だと思っている人は、そこまで切羽詰まった問題を抱えていないのかもしれません。恐らく窮地に立たされれば、どんな時間でも有効に活用することができると思います。
小学校の頃を思い出してみてください。
休み時間の10分間、その中でトイレを済ませると正味遊べるのは7〜8分。
それでも運動場に飛び出して行って、ドッジボールやサッカーなどを楽しんでいたのではないでしょうか。
誰でも短時間に集中できる能力を兼ね備えているものなのです。
時間がないと嘆いている人は、時間の使い方を考える前に「余計なこと」をしていないかを見つめ直すことが先決です。
意外としなくてもいいことをやっていたり、悩まなくていいことを悩んでいたりしていて「時間をムダ」にしているもの。
「しないこと」を決めるのが先。
そして、本当にやるべきことに真剣に取り組むこと。
お客様の中には、通勤電車の中でブログを書いている人もいます。また、休憩時間にメールの返信に集中している人もいます。買い物のレジ待ちの時間に頭の中で家事の流れの段取りをして、家に帰り着いたら即それを実行する人もいます。
いざとなったら、いろんなアイディアが湧いてきて、かえって充実感が増すのではないでしょうか。
まとまった時間がないからこそ、時間の貴重さを実感し、有効に使おうという意識が働くものです。
*
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと会員ページにアクセスできます。
定期的にメルマガが届きますので、楽しみにお待ちください。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京美学倶楽部
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!