おはようございます、藤原です。
他人から見ても仕事の成果や生活が停滞していると感じるのに、本人は「今のままで問題ありません。現状維持で大丈夫です。」と言われる方がおられます。
強がって言っているのか、諦めて言っているのか、行動を起こすことが面倒で言っているのか、その真意は定かではありませんが…。
その言葉は、「本心」なのでしょうか?
そんな方に将来の夢を聞くと、意外と饒舌になり「夢と希望にあふれる社会をつくりたい」「みんなが輝く社会をつくりたい」「生き生きと活躍できる人を増やしたい」などと話してくれます。
一方で、現状をお聞きすると、不満や心配事を話されます。
「仕事にやりがいを感じられない。」「職場の人間関係が大きなストレスになっている。」「家族や親戚との折り合いが悪い。」「貯蓄がなく、将来が心配。」「趣味がみつからない。」など、いろいろと出てきます。
このように言語化することよって、問題がはっきりしてきて、冷静な判断ができるようになるものです。
それなのに、ご自身では「今のままで困ったことはない」と…。
ここに「矛盾」があるのが見て取れます。なぜなら、「外」からみると現状は問題が山積しており、ご本人が思い描く「将来の夢」とはあまりにも乖離していますから。
夢を叶えたいと思うのであれば、現実に向き合い、コツコツと努力と行動を重ねて、前進していかなければなりません。
このままでは現状さえも改善することは難しく、ましてや素晴らしい夢があるのに、絵に描いた餅になってしまいそうです。
はっきり申し上げると、現実に向き合うのが辛くて目をそむけ、行動することから逃げていると言えます。
人間は「痛み」から逃れたいという感情に突き動かされ、無理にでも「今に満足している」ことにしておこうとするものです。そうすることで新たな行動を起こさずに済みますから。
一方で、行動することから逃げているのは、もっと大きな悩みを抱えていて、今は動けないのかもしれません。
あるいは、一旦行動してしまうと、次々に新たな行動を起こさなければならなくなり、自分に乗り越えられるのだろうかと不安に思っているからかもしれません。
ぜひ将来の夢がある方は、自分の現実を直視して、「痛み」に向き合い、夢の実現に向かって一歩を踏み出して欲しいと思います。
自分のことが直視できない方は、信頼のおける方に相談してみるのもよいかもしれません。
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