おはようございます、藤原です。
コンサルティングをしていると、どうしても個人的な悩みが仕事に大きな影響を与えていることが多く、善きカウンセラー&コーチであることは大切だと思っています。
先日は、こんなお悩みをお聞きしました。
「一生懸命仕事をしているのに要領のいい人に手柄を持っていかれて、頑張るのがバカらしくなりました。」
「話の通じない傲慢な人と張り合っても仕方ないと頭ではわかっているのですが、辛辣な言葉を浴びせられて、やる気がなくなってしまいました。」
要するに、感情的になり思考停止状態に陥っているということ。
頭ではそこから脱却したいと願っているにも関わらず、感情に絡め取られて思考が進まない厄介な状態です。
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意識が高く、職場の環境を改善したいと頑張っている人は、ワガママな行動をしている人たちを見て「お気楽でいいなぁ。同じぐらいの給料をもらっているのに…。」と羨ましく思ってしまうようです。
しかし冷静に考えてみると、悩みのないお気楽な人よりも、物事を真剣に考えて悩む人がいるからこそ、職場の環境が改善されたり、社会がよくなる方向に進んでいったりするというのは、私が言わなくてもご理解されているのではないでしょうか。
視点の高い人から見ると、お気楽な人には薄っぺらさを感じるでしょうし、悩みや疑問を持っている人には、人間的な深さを感じるものです。
そうすると一見、お気楽な人は、悩みがなくて心身共に健康のように映るかもしれませんが、長い目で見ると、成長できない可哀想な人だと憐憫の情さえ湧いてきます。
反対に、悩みから抜け出せない状態の人はストレス過多となり心身共に不健康のように映るかもしれませんが、それを乗り越えることでワンランクステージが上がる可能性を感じます。
ここで、ストレス過多となった時に気をつけなければならないことがあります。
多くの人は、ストレス解消のために何らかの気分転換に走りがちなのですが、それは一時的なものであるということ。決して悩みから解放されるわけではありません。
どうしたら悩みから解放されるのか?
まず、悩みにしっかり向き合うこと。多くの人は悩みに気づいたとしてもなかったことにして逃げてしまいます。それでは何も変わりません。
悩みに向き合うとは、「事実」をきちんと分析すること。
一時的に感情が高まるかもしれませんが、自分を追い込むからこそ反対に加速がつく、と言ってもよいでしょう。
次に、思考を切り替えるトレーニングをすること。
「どうして私だけが苦労するのだろう?」「どうして私の状況を察してくれないのだろう?」という「後ろ向きの苦悩」から、「私は、ここから何を得られるのだろう?」「どうしたらうまくいくだろう?」と「前向きの苦悩」に切り替えるトレーニングを継続することが大切です。
人間は、苦悩に向き合うことで、成長していく存在。
「前向きの苦悩」に幸福を感じられる人こそが、意義のある人生を送ることができるのではないでしょうか。
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