おはようございます、藤原です。
勉強した人にありがちな態度として、他者との意見に相違がみられた時に「言葉の解釈は、人それぞれだから」ということを口にする傾向にあります。
端的に言えば、「(正しさは)人それぞれ」であるということ。
確かに「人それぞれ」ではあるのですが、この意味をどのように解釈するか(言葉の解釈と、そのように解釈した解釈「入れ子構造」)は、もっと大切です。
ここに来て、大きく2つのタイプに分かれます。
一つは、思考を止める人。
「(正しさは)人それぞれ」と認識する態度は、一見、ダイバーシティ&インクルージョンを尊重しているように映るかもしれません。
しかし実際は、他者との関係においてお互いが納得する論理を構築する努力をはじめから放棄している態度であると言えます。
なぜなら、異なる意見を聞いた時に、人それぞれの「正しさ」が同列で存在しているということは、3人寄れば3つの正しさが、5人寄れば5つの正しさが存在することになり、相対化することもできなければ、優劣をつけることもできない状況にあるということになりますので、複数の意見を「一つにまとめる」ことができないという状況に陥るからです。
例えば、会議の時に「人それぞれ」と言っていたら、複数の異なる意見をまとめて結論に至るということが不可能になってしまいます。
「思考を止める人」の中には、もっと危険なことをしている人がいます。
それは、「直感」で決めるということ。
ふわふわ系・ワクワク系が好きな人にありがちなのですが、「直感で判断せよ、考えるな!考えるから間違うのだ。」という言説を信じている人。
直感は「感情」のことであり、「思考」を排除した態度だと言ってよいでしょう。
感情優位の人たちは、「私が正しいと感じるから、私にとっては正しいことである」と持論を主張してきます。
間違ってはいないかもしれませんが、私たちが社会の中で暮らしていかなければならないことを考えると、「私にとっては正しいことは、相手にとっては間違っていること」となってしまいます。
感情を大切にすることは素直な行為ではありますが、他者との関係性を考えると相手を理解するどころか、相手を攻撃することになってしまうのではないでしょうか。
2つ目は…。
少し長くなりそうですので、続きは次回ということにて。
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