おはようございます、藤原です。
前回の続きになります。
なぜ、ご褒美がなければ勉強しないのか?
人間は、 「遠い先の大きな結果」より「近い先の小さな結果」を得ることで、いち早く安心を得たい、どんなに小さな結果でもそれなりの手応えを味わいたい、と思うのが本質。
ここで考えるポイントが二つあります。
一つ目
なぜ、「遠い先」より「近い先」を選択するのか?
「遠い先」にある何かを得るためには、それまで永遠に努力し続けなければなりませんが、「近い先」の場合は、短期間の努力ですぐに結果を得ることが可能。
これを天秤にかけた時、私たちは無意識のうちに短期間で結果を得られた方がラクだと判断するので、「近い先」を選択することになります。
二つ目
なぜ、「大きな結果」より「小さな結果」を選択するのか?
遠い先にあるのは「大きな結果」、近い先にあるのは「小さな結果」なので、結果だけを考えると、当然「大きな結果」を得たいと思うでしょう。
ところが、大きな結果を得るには、それなりの努力をしなければいけないことを今までの経験から知っています。
私のような凡人であれば、はじめから大きな努力をするというのは難しいことなので、「コツコツ」とか「一歩一歩」、あるいは「小さな努力の積み重ね」のように一段ずつ階段を上がるイメージのほうが取り組みやすいようです。
これは、「ポイントカード」や「スタンプラリー」と同じ意味合いを持っています。
ポイントごとに「ご褒美」が用意されていて、小さな目標を達成するたびにそれが獲得できる安心な道とも言えます。その都度、達成感を味わうことができます。
一方で、俯瞰力のある優秀な人は、大きな結果にコミットして物事を進めることができますので、「ポイントカード」などは不要。むしろ、途中の達成感など余計なものでしかありません。
脇目も振らず、ひたすら進むストイックな道と言えるでしょう。
後者の場合は前提として、継続力と忍耐力と行動力という「3つの力」を兼ね備えておかなければなりません(個人的には、こちらを目指しています。)が、前者の場合は、ポイント毎にもらえるご褒美によって、弱い「3つの力」(継続力、忍耐力、行動力)を最大化することを可能にする、と言ってよいでしょう。
よって、凡人には「ご褒美」が必要となります。
さて、話を子どもの勉強にもどすと…。
「ご褒美作戦」もいいかもしれませんが、使い方を間違えると「ご褒美依存症」になってしまいますので危険です。
そもそも親が勉強をさせようと思っているということは、「子どもは勉強が嫌い」だということですから、ある程度、先は見えているように思います。
東大に入るような子どもは、他人から勉強しなさいなどと言われなくても勉強は楽しいし、むしろ、勉強しなくても理解できる地頭を持っています。
この「ご褒美作戦」は、大人になるともっと危険です。
そのことにつきましては、次回のブログにでも。
*
MBA(メタビジネスアカデミー)では、「Xmas忘年会」を実施いたします。
一般の皆さまもご参加いただけますので、ご興味のあられる方は、是非どうぞ。
◇ メタビジネスアカデミーXmas忘年会
https://clementia-ac.com/l/m/GR4hCUgyGLj04w
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと会員ページにアクセスできます。
定期的にメルマガが届きますので、楽しみにお待ちください。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京リベラルアーツクラブ
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!