おはようございます、藤原です。
賢い経営者は、不測の事態に備えるために、お金を慎重に扱っています。
しかし経営者の中には、他人に対しては財布の紐が硬いのに、自分自身には緩いという人も結構な確率で存在しています。
自分の快楽を満たすためにお金を浪費する経営者の心理は、自信のなさやメンタルの弱さをごまかすためのものであるようです。
一方で、弊社が以前サポートをしたある経営者は、上記とは違うタイプでした。
2代目の社長である彼は、平身低頭で温厚な人柄、率先して会社の掃除をするような人ですから、当然仕事にも真面目に取り組んでいました。
利益も出し、報酬もしっかり受け取っている社長なのにも関わらず、身につけているものや車はすぐに廉価だと分かるもの。(多くの2代目社長とは逆のタイプ)
なぜ、そのようにしているのか、話を進めることで納得したことがあります。
「先代から高価なものを身につけていたり高級車に乗っていたりすると、付き合いのある業者や親戚や近所から、儲かっているのだろうと妬まれたり、商品の価格を下げてくれと強要されたりするため、会社にとってはマイナスである。
どうにか生活できる程度であると見られるくらいがちょうどよいので、派手なことをしてはいけない。ましてや年上の経営者より良いものを身につけているのは失礼にあたる。
常に謙虚な姿勢を示すべきである。」
と、小さい時から親に教育されてきたのだそうです。
それを信じて忠実にやってきた若い社長には、頭が下がるものの、これからは、時代背景や社会全体の流れなどから俯瞰した物事の見方と、多角的な視点の必要性を感じました。
親が汗水流して会社を存続させてきた昭和の時代は、みんなが物質的に豊かになりたいという願望を持っていた時代ですから、「モノ」が権力の象徴でもあった時代です。
ところが現代はどうでしょうか?
価値観が多様化し、経営者の中には時間を効率的に使うことを第一に掲げ、モノを持たないミニマリストのような生活をしている人もいます。そのような人は、「厳選されたモノ」だけを使っています。(余計な選択と決断を減らすために。)
時代と価値観の変化から考えると、質のよいモノを身にまとい、取引関係のある会社を訪問したり、顧客に接したりするほうが相手に敬意を表することになる、という考え方もあります。
お金をどう使うかも、経営者としての「価値観」から導き出されるもの。
それを決めるには、まず、会社のパーパス(存在意義)を明確にすることが必須となります。
弊社のコンサルティングでは、最上位の「パーパス」から逆算した、長期・中期・短期目標、さらに具体的な行動をサポートしております。
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