おはようございます、藤原です。
新しい職場に入って半年になるAさん。
以前も同じ業界で仕事をされていたので、専門的な知識はお持ちだそうです。
そんなAさんの部署に新人社員のBさんが入社。
なんとなくBさんは、おとなしそうで、質問することもできずに右往左往している様子。
見かねたAさんは、いろいろと教えていたそうです。
ところが、上司から「Aさんは、優しいのねぇ。」と言われて、ショックを受けたと。
きっと上司の表情や声のトーンから、嫌味だと判断されたのでしょう。
このように他者に誤解されてしまうことは、よくあることです。
さらに問題になる行為が、それを同僚や友達に相談すること。
そうすることで、ますますわからなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
例えば…
・言葉通り、褒め言葉だと思うよ。あなたの考えすぎでは?
・上司の言い方のニュアンスがわからないのでなんとも言えないけど。
・最初の段階でちゃんと教えた方がBさんのためになるからいいのでは。
・手取り足取り教えているとすぐに人に頼るようになるよ。
・新人教育を頼まれていないのなら、お節介な行為では?
・Bさんが自らサポートを頼むまで待ってみればよかったのに。
・Bさんが伸びる可能性を摘んでしまうことになるよ。
など、見立てやアドバイスは十人十色。
なぜ、他者に誤解され、悪循環に陥ってしまうのか?
このことは、仕事のことだけでなく、プライベートでも起こりがちな問題です。
二つの見方が考えられます。
一つは、自分はよかれと思ってやった行為が他者には目障りに映ることや、自分自身がそう思われていると感じること。
わかりやすく言えば、「お節介」と「気配り」が非常に似ていて、その境界線が曖昧なことから生じる問題だと言えます。
他者から見ると「お節介」な行為に見えることでも、サポートを受けた本人にとって有難い行為であれば「気配り」と言うことができるでしょう。
誰から見るかによってその判断は変わります。この逆パターンもしかり。
また、相手の立場によっても変わります。
上司から見ると、「サポートする時間があれば自分の仕事をちゃんとしてからにして欲しい」という思いから「お節介」な行為に映り、同僚やサポートを受けた本人から見ると「上司は教えてくれないのに、優しく教えてくれて有難い」と思われると、それは「気配り」であると評価されます。
また別の視点から見ると、コトバそのものに張り付いているイメージ。
「お節介」は悪いイメージ、「気配り」は良いイメージを持っていることにも原因があります。
「お節介」を二つに分けると、「悪いお節介」と「良いお節介」に分けられ、普通は前者を「お節介」、後者を「気配り」という言葉を使って表現していることが多いでしょう。
つまり、「お節介と気配りは紙一重」であり、「馬鹿と天才は紙一重」に似ているということです。
2つ目は、次回にお伝えすることに致します。
言葉の使い方を深めたい、言語化能力を磨きたいという方にお薦めしています。
↓ ↓
東京リベラルアーツ・アソシエーション「募集要項」→こちらより
いつからでもご入会いただけますが、面接に合格された方のみとさせていただきます。
10月のお申込みの締切は、19日(水)午後6時までと致します。
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと会員ページにアクセスできます。
定期的にメルマガが届きますので、楽しみにお待ちください。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京リベラルアーツクラブ
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!