おはようございます、藤原です。
社内で頻繁に他の部署の手伝いに行かされることに疑問をもっている係長さん。
自分たちの仕事を後回しにして、評価もされない他の部署の仕事をしなければならないことに、部下に申し訳なさを感じていると。
部下の中には、「会社に利用されているだけ」と言う人がいたり、「もう辞めたい」と言う人がいたりするそうです。
係長さんご自身は、そう思うことはなく、むしろ自分が稚拙なのかと悩んでおられました。
*
日本では、繁忙期や人手不足の時に部署を超えて、本来の職務とは関係のない仕事をやらせる会社は少なくありません。
なぜ、このような状況が起こるのか?
なかなか根深い問題ではありますが、二つの点から捉えることが大切だと思います。
1つ目は、今までの会社の文化(=社風)が強い影響を与えていること。
社風は、会社の経営理念やパーパスといったものが強く影響していますし、歴史のある会社の場合は、古い規則のまま改善されることもなく現在に至っているとこともあります。
古い規則とは…。
トップダウンが強すぎて意見が言えない、残業が当たり前、無駄な会議が多く時間が長い、紙文化が抜けない、ノリが体育会系、ルールが細かすぎる、アナログ業務が多い、指導というより説教、飲み会が多いなど。
社風=慣習、いわゆる「郷に入れば郷に従え」なので、個人の力では変えにくいもの。
「この会社をよくするために先陣を切って闘おう」と思う従業員は滅多にいないでしょう。
あるいは、一時的にそう思っても交渉力や言語化能力や忍耐力が必要とされるので、途中で投げ出し、元の木阿弥に…。
その結果、社風に不満を持つ人材は、仕事がつまらなくなって辞めていくという悪循環に陥ってしまいます。
辞める人の特徴として、今よりラクな職場を求めて辞める人と、自分の能力が発揮できて、かつ人としても成長できる職場を求めて辞める人に分かれるようです。
一方で、社風は気にならないけれども、辞めずに耐えて働き続ける人も多いです。
転職するとなるとそれも大変なことだし、もうすぐボーナスの時期になるので、とりあえずそれまでは耐えよう…。冬のボーナス、次の夏のボーナスが繰り返されていくうちに何年も働いているというのが実態。
古い社風を見直すということもないままに。
2つ目につきましては、次回に。
会社をよくしたい、経営を改善したい、よい人材を育成したいという方にお薦め致します。
↓ ↓
◇ 東京リベラルアーツ・アソシエーション「募集要項」→こちらより
いつからでもご入会いただけますが、面接に合格した方のみとさせていただきます。
10月のお申込みの締切は、 本日(19日)の午後6時と致します。
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと会員ページにアクセスできます。
定期的にメルマガが届きますので、楽しみにお待ちください。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京リベラルアーツクラブ
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!