おはようございます、藤原です。
ストーリーテリングがビジネスシーン(特にセールスが目的)で利用されるようになってから、しばらく年月が経つと思います。
ストーリーテリング(story telling)とは文字の通り、「物語(story)を他者に語る(telleing)」という意味で、古くから図書館などで開催される「お話会」の技法の一つでもあります。
教員時代に子ども達にストーリーテリングをしたり、自分の勉強のために専門家の語りを聞いたりしていましたので、懐かしさが込み上げてきます。
挿し絵がなくてもストーリーだけで、子どもたちはお話の世界に誘われます。きっと頭の中に情景が浮かび、登場人物たちが動くことにより、感情移入ができるからでしょう。
それだけストーリーは、感情を動かすことに長けているということ。
ストーリーがビジネスシーンで使われるようになったのは、なぜか?
上記のような「ストーリー」が持つ力に注目してのこと。
商品やサービスにストーリーを関連づけることで、共感を抱かせ、気持ちを惹きつけることができます。
具体的なシーンで言えば、商品(サービス)の紹介に「開発に至るまでの経緯」が含まれていたり、お店や個人の「紆余曲折の歴史」が語られたりしています。特にコンテンツビジネスでは、自分のストーリーをブログなどに綴る行為が多く見られます。
ストーリーの始まりは、ほとんどが自分や自社の不幸な状況。
話の展開は、その不幸な状況からどのようにして抜け出すことができたのか、そして現状はどうなったのか、という構成になっています。
いわゆる「問題」から「答え」にたどり着くまでの経緯。
よく考えると、人間の欲望を分析し、その上で感情を操作して商品を購入してもらおうという「セールス」になっていますので、感情的な人ほど、すぐに商品を購入してしまうことになりがちです。
結果的に、買っただけで安心してしまい、一度も使わなかったという道具や教材などが押入れやパソコンの中にたくさん仕舞われたままになっている、という人は少なくありません。
感情的なことが悪いのではありません。しかし、思考力を働かせることができなければ、一生搾取されることになってしまいます。
そうならないためには、ストーリーに隠された「裏」を読み取る力が必要であり、人間と世界の「本質」を知るのが一番の早道だと言えそうです。
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