おはようございます、藤原です。
あちらこちらで「老害」という言葉を耳にします。私もその一人かもしれません。(笑)
大まかな意味としては、他人に不愉快な思いをさせたり、迷惑をかけたりする老人のことを言い、組織や会社の中では、生産性の低い年配者を揶揄する意味で使われる場合もあるようです。
「老害」と言われる人の特徴をあげると…
・感情の起伏が激しく、短気でキレやすい。
・怒りの対象に向かって怒鳴り散らす。あるいは、ねちねち文句を言う。
・プライドが高く、過去の自慢話が多い。
・他者を見下し、傲慢な態度をとる。
・自分勝手な言動をしていることに気づかない。
など。
職場やコミュニティにこのようなタイプの人がいると、人間関係に亀裂が生じることも多いものです。
一方で、老人をみただけで「老害」だと言う人がいますが、それはあまりにも軽率な行為だと思います。中には、賢くて人間性も高く、尊敬できる人もおられます。
老人≠老害
なぜ、「老害」という流行語が生まれたのか?
その真意はわかりませんが、この言葉に隠されたメッセージとしては、老人は頭が固く、生産性が低いので劣っている。反対に、若い人は頭が柔軟で可能性が高いので優れている、という「優劣」の意味が含まれているのだろうと考えられます。
若人>老人
果たしてそうでしょうか?
「若人」も「老人」も誰から見るかによって変わってきます。
5歳の子どもから見たら、30歳はおばさんやおじさんであり、老人に見えるかもしれませんし、後期高齢者と言われる75歳から見たら、前期高齢者と言われる65歳は、若人に見えるかもしれません。
そもそも人間を「年齢」で分類し、意味づけしたことに端を発しているのかも…。
前述した「老害」の特徴を冷静にみてみると、年齢とはまったく関係がないことがわかるはずです。
幼児から大人まで、すべての人間に該当すること。
幼い子どもの中にも、感情の起伏が激しく、他者に当たり散らしたり、泣き叫んだりする子もいます。20代の若い社員でも、プライドが高く、年上への気遣いもなく傲慢な態度を取る人もいます。
一方で75歳を過ぎても、会社をいくつも経営している人、講演活動などをしている人、地域のお世話をされている人など、社会で活躍している方もおられます。そのような方々の多くは、平身低頭で人間の器が大きい方々ばかりです。
そう考えると、「若人>老人」から「若人<老人」となり、優劣関係が逆転します。
さらに一歩思考を進めると、「若人 VS 老人」という分類を超えて、「人間」であると捉えると、どちらも社会や国を支えていく貴重な国民。
私たちが安心して生活できるこの日本は、今の老人や先祖の人たちが努力して作りあげてきた賜。
「老害だ!」と声高に叫んでいる人こそ、「老害」かも?
そういう意味で造語を考えるならば、「幼害」(幼児化した大人)と言えるかもしれません。
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