おはようございます、藤原です。
ある方が、「スマホを買い換えようと思い、ネットで調べたり、ショップに行って店員さんに聞いたりしたら、それぞれの説明が違っていてますますわからなくなりました。だから買い換えるのをやめることにしました。」
お話を聞いて、冷静な判断をされたと思いました。
私たちは、情報を得ることで生活が便利になっている一方で、情報に時間を奪われたり、騙されたりする危険性にもさらされています。
なぜ、情報に惑わされるのか?
そもそも「正しい情報」があるのかさえ疑問です。
情報を大きく二つに分解すると「事実」と「主観」に分けられます。
例えば、「セミナーに参加して、うまくいかない問題点がすぐに解決できて、売上が3倍になりました!」というような「お客様の声」はどうでしょうか?
事実は、セミナーに参加したことと、売上が3倍になったこと。
売上が「3倍」は虚偽かもしれませんが、ここでは一応数値化されているので便宜上事実に分類しておきます。
主観は、「うまくいかない問題点がすぐに解決できて」の部分。いろんな場合が想定され、それをどう解釈するかも個人によって違いがあります。
先ほどの「3倍」というのは、数字のトリック。わざと勘違いさせるような表現です。
月の売上が100万円の人が300万円になるのも3倍、1万円の人が3万円になるのも3倍、千円の人が3千円になるもの3倍。
一番簡単なのは、千円を3千円にすること。100万円を300万円にするのはかなりハードルが高いです。
このような数字のトリックは、広告などでよく目にするものではありますが、情報を他者に伝える場合は、相手によってその解釈は大きく変わるということを理解しておいた方がよさそうです。
今は情報量があまりにも多くて、どれが正しい情報なのかわからなくなっています 。
特に近年は、個人でも自由に発信できるようになり、SNSだけでなく書籍でさえも「他者の目にいかにとまるか?」が情報の目的になっているように感じています。
そう考えると、真面目な事実のみの情報というのはつまらなくて、フェイクニュースや噂話の方が話題性に富んでいて拡散されやすい、という性質を上手に利用しているとも言えます。
情報に騙されないためにも、「懐疑する」(疑う)という視点を持って冷静に判断すること。
しかしそれより重要なのは、その情報を判断する自分自身の思考力や視点を建設的な意味で「疑う」こと。
自分の思考力や視点を上げない限り、情報を精査することは難しいと言えるでしょう。
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