おはようございます、藤原です。
前回の続きになります。前回は → こちらより
組織の「言語空間」に洗脳され、部下に対して「意味のある仕事をしてください」と言うようになっていたAさん。
おそらく部下は、意味のある仕事だと思い込んで作業を進めているのだと思いますが、上司から見たらまったく「意味のない仕事」に見える場合もあるでしょう。
意味のない仕事とは、どんな「意味」なのか?
2つの視点から捉えることができます。
一つ目は、言っている言葉自体に、意味がないこと。
今までの言語空間の影響を受け、イラッとしたら部下に「意味のある仕事をしてください!」と条件反射のように言葉が飛び出してしまい、言葉そのものには意味がないこと。
あるいは、管理職としての威厳を示すために、とりあえず上から目線で意味のない言葉を振りかざしている。
また、部下によっても受け止め方は違うと思われますが、意味が「あるか/ないか」を考えもせず、ただ指示されたことをやっているだけで、その作業効率も悪い。
どちらにしても「言葉」の意味そのものには意味がなく、時折り「雑音」が響くようなもの。
二つ目は、意味のない仕事の延長線上に、意味のある仕事が成り立っているということ。
「意味がある」と感じられるのは、効率的な仕事ができた時、目標としている数字が達成された時、利益に繋がった時などであり、何らかの形で客観的な評価(成果)を得ることができるものに対しての行為。
それ以外は、「意味がない」と捉えることができます。
具体的に言えば、デスクの拭き掃除、お茶くみ、電話や来客の応対、何も決まらない会議、誰も読まない報告書、イベントの準備や後始末、人間関係の揉め事など、キリがないでしょう。
組織が機能するためには、誰かがやらなければならない仕事であり、これらを丁寧にやることが、意味のある仕事に大きな影響を及ぼすことに繋がります。
過去を振り返ってみると、一見「意味のない仕事」と思えるようなことに時間を費やし、無駄な苦労をしてきたことが、私自身を人並みの人間に鍛えてくれたのだと思います。
一方で、これらの中には「ほんとうに」意味のない仕事が存在しています。
なぜ、意味のない仕事が存在しているのか?
多くの人は何も考えていないのでそれに気づきませんが、たとえ少数の人が気づいたとしても指摘しないでしょう。
なぜなら、指摘すれば自分に白羽の矢が向けられるし、その責任を取らなければならなくなり面倒くさいことになるので、黙っておくのが一番の得策と考えるのが普通だからです。
しかし、本気で組織の成長を願う人であれば、周りの人がどう思うかなど気にせず、勇気と覚悟と責任を持って、「意味のない仕事」をなくすための提案ができるのではないかと思います。
根本の問題は、何も考えずに余計な仕事を作ってしまったことにあると思いますが。
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これらをまとめると、「意味のない仕事」を本気でなくそうと思うのであれば、一人ひとりが思考力をつけること。上司からの指示・命令がなくても、一人ひとりが他者に配慮し、主体的に動くようになると、組織のルールを決めることさえも「意味のない仕事」になってくるでしょう。
そうなった時に、組織は大きく成長するのだと思います。
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