おはようございます、藤原です。
原因がわからない。やり方がわからない。答えがわからない。
人間にとって、「わからない」というのは、苦痛と不安をもたらします。
前回の内容と重複しますが、人間は安心を求めて「原因(答え)探し」をし、嘘でもいいので何らかの答えを得ようとします。
この「わからない」という状態には、もう一つのパターンがあります。
どんなに原因(答え)を探そうと試みても、本当にわからない。嘘の答えも思いつなかい。他人に聞いてわからない。つまり、「わからない」が永遠に続く状態。
わからない状態が続くと、どうなるか?
人生を大きく狂わせることに繋がる人は少なくありません。
分かりやすくするために、高校の授業がまったくわからない場合を考えてみます。
先生が何を説明しているのか? 問題をどう解いていいのか? さっぱりわからない時というのが毎時間、毎日続くと、授業が苦痛で仕方ないし、退屈で時間をもてあまします。
すると人間は、時間を潰す方法を思いつくものです。
隠れてスマホで遊ぶ、妄想にふける、近くの人をいじる、あるいは、病気になる、学校に行かないなど。(天才レベルであれば、哲学者のように価値のある「命題」を思いつくかもしれません。)
一方で、心の中ではそれはよくない行為であると認識していますので、罪悪感を抱き、どんどん負のスパイラルに…。
「私は、何をやってもうまくいかない。」「私は、いつも失敗する。」「私は、いつも不幸だ。」という自作自演の罠にハマってしまいます。
このような最悪の心理状態の時に、「あなたが苦しんでいるのは、〇〇のせいです。なぜならば…。(中略) 私たちの仲間に入りませんか?」と、分かりやすいストーリーで説明されると、一筋の光明が差し込んだ気持ちになるでしょう。
なんとなく胡散臭いと思っていても、何もないよりは「救い」です。
それは、永遠にわからないと思っていた不安から抜け出せるのではないかという、可能性をもたらすもの。
(中学生ぐらいだと、暴走族とか不良グループの仲間に入って自分の居場所を見いだすことになるかもしれません。)
このようなストーリー性のあるものを利用しているのが、霊感商法だったり、特定の宗教だったり、一部のビジネスだったりしているのです。
外から冷静に見ている人にとっては、「なぜ、そんなものに騙されるのだろう」と不思議に思えるかもしれませんが、そこには巧妙に練り上げられたストーリーというものが存在しています。
先ほど、「一部のビジネス」と書きましたが、コンテンツビジネスの世界では、自分のストーリーを語ることが売上げを伸ばすためには有効だと言われています。
あなたもSNSなどでストーリーを熱く語っている人を見かけることがあるのではないでしょうか?
ストーリーというのは、自作自演の物語ですから、どのようにでも書き換え可能であり、読者がそれをどう解釈するかは、その人の思考力にかかっていると言ってよいでしょう。
自分と似たような体験談には注意したようがよさそうです。
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