おはようございます、藤原です。
前回の続きになります。前回は → こちらより
お母さんは、「未来の視点からみた時間」を生きていて、子どもは「今の視点からみた時間」を生きていますので、「時間」という出発点において差異が生じています。
「時間」という概念を捉えるには、スタートとゴールを揃えることが第一歩。
スタートでつまずくとコミュニケーションは常にズレてしまいます。
子どもは「今」を生きていますから、「今、楽しい」「今、やりたい」と思うことには集中しますが、楽しくないことややりたくないことは避けようとします。
例えば、夜の歯磨き。
子どもにまかせておくとザッとしか磨かないので、むし歯になる確立が高くなります。まじめな親は、むし歯にならないように「仕上げ磨き」をすると思いますが、子どもは毎回嫌がるものです。
では、どうしたら嫌なことをするようになるのでしょうか?
人間の「本質」である、「快楽」を得るか、「痛み」を避けるか、と深く関わっています。
どういうことかを引き続き、歯磨きで説明すると…。
歯磨き自体に快楽を得られなくても、その後は、口の中がスッキリするとか、奥歯に詰まっていたものが取れて違和感がなくなった、などという経験の積み重ねによって、「その先の快楽」を知ることができます。
その経験を繰り返すことで、今は不快でも「その先に快楽がある」ことが理解できると、そこを目指すようになり、それが成長に繋がっていくものです。
もう一つは、歯磨きを怠けたことでむし歯になり、強い痛みに襲われる経験をしたり、歯科医での治療が怖かったりする経験により、もう二度と怖い思いはしたくないという「痛み」を実感した時。だから歯磨き自体は嫌だけと、頑張ろうと思えるようになるのです。
この場合は、失敗体験が功を奏していると言えるでしょう。
前者も後者も本人の「経験」によるものでなければ意味がありません。
大人が先回りして、「むし歯になったら痛いから、歯磨きは大切だよ」と繰り返し諭しても、率先して磨くようにはなりません。要領のよい子は、親がいる時は歯磨きをして、いない時はしないものです。目的が、「歯を守ること」から「怒られないこと」にすり替わっていますから。
大人は、長年の経験や知識がありますから、未来から逆算することが可能ですが、子どもは無理です。だからいろんな「経験」をさせることが大切になってくるのです。
しかし子ども場合は、大人(親)の影響を強く受けますので、経験を「する/しない」も周りの大人次第。
ほとんどの大人は「待つ」ことが苦手ですから、子どもがこれから経験するであろうことに対して、しびれを切らし「いつまで好きなことだけやっているの!早く〇〇しなさい!」と、自ら経験することを奪ってしまうのです。
子ども以上に大人の忍耐力が必要とされるので、手っ取り早く「大人の言うことを聞きなさい!」という結果になってしまうのではないでしょうか?
ここまで、「快楽」を得るか、「痛み」を避けるか、の経験が大切だという話をしましたが、さらに重要な視点があります。これも人間の「本質」と深く関わっていますし、それを知ると他者へのアドバイスは、180度変わることになるでしょう。
続きは、次回のブログにて。
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