おはようございます、藤原です。
家庭の揉め事を職場まで持ち込み、不機嫌を撒き散らし、周りを威圧する人は意外と少なくありません。それも頻度が増えると多くの時間と人に悪影響を及ぼします。
不機嫌を撒き散らす部下を持つ上司のAさん。
「今日は夫婦喧嘩のこと、昨日は義理の親のこと、一昨日は子どもの部活のこと、というように、その日の不満を撒き散らさないと腹の虫が治まらず、仕事に取り組めない社員がいて困っています。気持ちが落ちつくまでに何時間もかかることがあります。
仕事中にプライベートの話をするのはよくないと分かっているのですが、これからの関係性が悪くなると仕事に支障をきたすので、なるべく話を聞くようにしています。」
一言でいうと、「フキハラ」に困っているということ。
「フキハラ」とは、「不機嫌ハラスメント」の略。次々にハラスメント関連の新語が生まれるのも問題だと思いますが、それは置いておくことにして。
仕事中に家庭の愚痴を聞いて機嫌を取る努力をしていることに、一瞬絶句してしまいました。
社会人として、家庭と仕事は分けて考えるべきだと思いますし、どんなに家庭の悩みを抱えていても、仕事中は、感情を出さないように心がけ、業務に集中するように努めることが大人の所作ではないでしょうか。
今回は、「フキハラ」ついて少し考えてみたいと思います。
なぜ、フキハラが起きるのか?
結論から言えば、不機嫌になる社員を恐れて「過剰なサービス」をしているから。
どういうことかと言いますと…
本来ならば、上司は部下を教育する立場。それなのに感情を自分で処理できない部下を甘やかし、勤務中にカウンセリング的なことを行い、部下の承認欲求を満たすという「過剰なサービス」をしていること。(業務の相談にのるのとは別問題)
残念な行為だと思いますが、よくよく現実を見てみると社会全体が「過剰なサービス」で溢れているますので、みんながそのことに無自覚になっているのかもしれません。
販売者と消費者の関係であれば、品質向上のために「お客様の声」(ご意見箱のようなもの)を聞いて改善に努めることは大切かもしれませんが、会社内で「感情的な声」にサービスをするのはいかがなものでしょうか?
相手へのサービス(甘やかし)が過剰になるほど、好き勝手なことを言うようになるものです。
・ちょっと気にいらないことがあると、すぐに文句を言う。
・自分が起こしたミスを、他人のせいにする。
・仕事はしないのに、口だけ動かす。
・能力はないのに、態度はデカい。
・仕事より自分の都合を優先させる。
など。
このような社員に媚びて甘やかしていては、会社は疲弊してしまいます。
そうならないように社員教育がなされるのだと思いますが、そもそも社員教育の最上位の目的はなんでしょうか?
最上位の目的は、「自ら考え、行動できる人材の育成」だと考えています。
そうであるならば、「フキハラ」は真逆。感情的で思考も行動も停止している人によってもたらされる問題。不機嫌を撒き散らすと自分にかまってもらえる、ということを一度学習してしまうと、さらにその欲望はエスカレートしていきます。
そうならないためにはどうしたらいいか?
続きは、次回、お伝え致します。
◇、東京銀座と 熊本市にて、「お茶会」を開催致します。
締め切りは、9月10日(土)23時59分です。
詳細は → こちらより
◇ リベラルアーツ(哲学を含む)を9月より本格的に勉強したいと思われる方は、下記をご覧ください。
東京リベラルアーツ・アソシエーション → こちらより
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと、会員ページにアクセスできます。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京リベラルアーツクラブ
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!
ピンバック: エクセレント教育株式会社 | 女性経営者教育家