おはようございます、藤原です。
「我が子を可愛く思えません。特に下の子の言動にはイラつきます。私って変なのでしょうか?」というお悩み。
結論から申し上げると、自分が産んだ子だから可愛いと思うのは「幻想」です。
世の中には、自分の子どもでなくても「子どもは可愛い!大好き!」という人もいれば、「子どもはうるさくて、面倒くさい!」という人。また、「子どもが嫌いだから産まない」という選択をしている人もいます。
いろんな方のご相談をお聞きして思うのは、我が子を可愛いと思えない母親は、意外と多いということ。それはある意味、自然なことなので心配されなくてもいいと思います。
血の繋がった親子と言えども、所詮一人の人間ですから、それぞれに性格も年齢も価値観も違います。さらに、相手との相性というものもありますから、「子どもは可愛い!大好き!」だと思えない人にとっては、「子育ては大変だ」ということになるでしょう。
何と言っても、「むきゅう」ですから。
無給(給料がない)・無休(休みがない)・無窮(永遠)。
上記のような職場に就職したらすぐに辞めると思いますが、子育てはやめることができません。産んだからには、責任がありますから。
特に母親の場合は、子育てだけではなく、その合間には家事もしなければいけませんし、明日の仕事の段取りも気になることだと思います。やらなければならないことが多くて、肉体的な疲労以上に、精神的な疲労は大きいでしょう。
一方で、近年は「イクメン」も増えていて、母親だけが責任を取る必要はなく、パートナーと一緒にやっていけばよいという考え方もあると思います。
確かにそうだと思います。しかし、それが可能なのはごく一部の人だけ。
「イクメン」と言っている時点で特別だからもてはやされているわけであり、これが日常的に行われるようになれば、自然に「イクメン」という言葉はなくなるでしょう。将来的にそうなることを願っています。
この日本社会を直視してみると、単親家庭(ひとり親)でなくても、子育ては主に母親が行うものであり、想像以上に苦痛で、投げ出したくなるときもあるでしょう。
それを裏付けるデータがあります。たまたま一昨日のニュースでみたことです。
厚生労働省の発表によると、昨年度、18歳未満の子どもが、親などの保護者から虐待を受けたとして、全国の児童相談所が相談を受けて対応した件数は、速報値で20万件以上。
その中で、最も多かったのが「心理的虐待」で全体の6割、次いで、「身体的虐待」、「ネグレクト」でした。
直接被害を受けたのは子どもではありますが、その背景には、大人の事情(仕事の疲れ、人間関係のこじれ、お金の問題、病気などの心配事など)によるストレス発散の矛先が子どもに向けられた場合もあるかもしれません。
いずれにしてもあってはならないことだと思います。
子育ても社会生活も、自分の思い通りにはいかないものです。はじめから期待などせず、コツコツと地に足をつけて生きていくことが大切なのではないかと、歳をとった今は思います。
◇ 経営者・ビジネス人のための強者の教養
「西洋哲学塾」ホームページ→こちらより
「無料会員」としてご登録いただくと、会員ページにアクセスできます。
◾️東京官学支援機構 専務理事
◾️東京リベラルアーツクラブ
上席研究員
◾️東京哲学会議 特別貢献会員
◾️東京リベラルアーツ・アソシエーション
会長
https://excellent-ed.jp/archives/20113
◾️公式LINE
↓ ↓ ↓
◾️ホームページ
◾️プロフィール
https://excellent-ed.jp/greeting#prof
◾️メール
◾️FB
https://www.facebook.com/kumiko.fujiwara.315
■YouTube
「『素直な人』では結果は出せない」
■YouTube
「成功を目指す人へ やめるべきこと」
■YouTube 人生は「脱落ゲーム」!