おはようございます、藤原です。
先日より東京に来ていますが、有名百貨店といえば三越、高島屋、伊勢丹、大丸、松屋、小田急、東武、西武、他にもあると思いますが、その数だけでも私にとってはカルチャーショック。
地元、熊本の唯一の百貨店といえば「鶴屋百貨店」。
なぜ、このような話をしているのかといいますと、九州の地場百貨店で初の「女性従業員の制服廃止」の発表を聞いたからです。
9月より段階的に進めて私服に切り替えていく、と報道されていていました。
何事も最初にチャレンジするというのは、かなり勇気のいる決断と行動。
それが熊本で実施されたということに熊本県民として誇りを感じます。
ここで、「女性従業員」とあるのは、男性にははじめから制服がなかったのだそうで、そう考えるとジェンダーの流れからもよい取り組みではないでしょうか。
今回はジェンダーには触れずに、制服という「ファッション」から見える価値観の捉え方について考えてみたいと思います。
それを考えるに当たって、まず、制服を着た経験はありますか?
私は、保育園(一番上にスモックを着用)、小学、中学、高校、短大のすべて制服でした。さすがに短大の時は、制服(黒のスーツ)を着たまま別の場所に出かけるのは非常に恥ずかしかったです。
教員時代に勤務した学校のうち、8割は制服のある学校でした。その中で心に残るエピソードがあります。
担任した小学1年生のお母さんの言葉。
「この子は、今までスカートをはいたことがないんです。どんなにすすめても絶対ズボンしかはかないんです。学校に制服があったお陰で、はじめてスカートをはいてくれました。」
今から30年くらい前のことなので、その当時を思い出せば、まだジェンダーという言葉も浸透していなければ、ダイバーシティという言葉は存在さえしていませんでした。
女性=スカート、男性=ズボン、という昭和時代の常識のなごり。
教員になって制服を着ることはなかったのですが、それでも運動会などの大きな行事の時はみんな同じTシャツを着用することはありました。
一体、制服とは何か?
同じユニフォームを着用することで、「帰属意識を高めて、連帯感を強める」という権力者の野心が表現されたカタチ。
だからでしょうか、制服を着ることに加えて ・髪型はすっきりまとめる・髪の色の制限・靴の種類・爪の長さ(ネイル禁止)・丁寧な言葉遣い・立ち居振る舞い などの細かいところまで規格化されていきます。
そう考えると、制服はその時代のマナーや言葉を含めた「ファッション」と捉えることも可能。
そのことは、行動や文化、さらには価値観まで規格化された「マニュアル人間」を養成していくことに繋がります。
本題はここからですが、長くなりそうですからまた次回にでも。
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