おはようございます、藤原です。
「そんなの無理〜。」という言葉を
聞くと、「無理」という言葉が
昔に比べて軽く扱われるようになった
ものだと時代の変化を感じます。
職場での会話を聞いていると…。
(上司)「これをやってもらえますか?」
(部下)「そんなの無理です。」
(上司)「〇〇をしようと思うのだけど。」
(部下)「これ以上無理でしょ。」
(上司)「Aさんのチームでやってください。」
(部下)「Aさんのこと無理〜。」
軽く扱われるだけならまだしも、
依頼した人が「下」「弱い」、
受け取る人が「上」「強い」、
のような主客転倒も起きています。
そう考えると、「無理」だと
ワガママを言って断るほうが、
得をするように思ってしまいがち。
しかし、言葉のやり取りを
冷静に考えてみると…
「(私は能力がないので)無理です。」
「(私には根性がないので)無理です。」
「(私には包容力がないので)無理です。」
気づかないうちに自分の無能さを
受容しているようなものです。
そももそ「無理」と言った時点で、
「思考停止」「行動停止」が
セットになってしまいますので、
可能性が閉ざされて当然のこと。
一方で、研究者や研究職という立場に
ある人は、一見無理だと思われることに
挑戦している典型ではないでしょうか?
「もしかしたら、可能性があるかも…」
それが0.1%であろうと、何年も研究を
続けて、やっと成果が表れることも…。
成果が出ないことも織り込み済みの上で。
努力を重ねて、無理を可能にしてきた
からこそ、テクノロジーが進化してきた
と言ってよいでしょう。
私たちは、なぜ、無理だと思うのか?
結論を言えば「変化したくない」から。
こういうと、
「私は、変化したいと思っています」
と反論したくなる人もいると思います。
刺激のない毎日に退屈して、刺激的な
ことを求めたい気持ちも理解できますが、
日常のスパイス的な変化と、
人生を変える変化は、雲泥の差です。
「変化したい」という思いが強い人ほど、
「変化したくない」といった対立する
感情を気づかないうちに持っているもの。
多くの人は、「今と同じやり方」
「今と同じ環境」「今と同じ思考」
を続けた方が安心できてラクなのです。
だから現状維持を選択してしまう…。
ここで「現状維持」の意味を
もう少し考えることが大切になります。
現状維持は、今と同じ状況が
続くことではありません。
物事というのは、他と比較すること
でしか判断することができません。
この場合、「時間」の変化という点で
判断しても、時間が進んでいるのに、
自分の思考や行動が今のままであれば
相対的に「後退・劣化・退化」に
なってしまいます。
大切なことは…
「変化したい」と思っている人は、
「変化したくない」という気持ちに
打ち勝って、行動を進める勇気が
必要だということ。
背水の陣! なんとかなるものです。
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