おはようございます、藤原です。
最近の孫の口癖は「苦手だから…」
野菜炒めにしいたけが入っていると
「しいたけ、苦手だから…。」
洗髪をしようとすると
「目にお湯が入るのは、苦手だから…」
「苦手」という言葉を獲得したのが
嬉しいのか、よく使っています。
我が家の場合は、
「苦手でも少しは食べてね。」
「苦手でも頑張ってやってね。」
ということが多く、
苦手だからという理由で
免除してもらえることはありません。
さて、この「苦手」という言葉。
近年は、
「苦手なことはやらない方がいい」
「苦手なことを頑張るより、
得意なことを伸ばそう」
という価値観が受け入れられています。
それも一理あるとは思います。
では、
「苦手なことはやらない」と
「ただの逃げ」は、どう違うのか?
言葉の「音」(オト)が違うだけ。
例えば、他人から「逃げている」
と言われて気持ちのよい人は
ほとんどいないはずです。
ひきょう者、チャレンジしない人、
勇気のない人、という烙印を
押されて、自分を否定されたような
嫌な気持ちになるでしょう。
反対に、
「苦手だからやらなくていい」
と言われたら、安堵するのでは
ないでしょうか。
苦手なことを理解してもらえた、
許してもらえた、特別扱いして
もらえたと、自分のことを
肯定してもらえたような
嬉しい気持ちになるのでは…。
前者は、強い響き(音)
後者は、柔らかい響き(音)
いわゆる、気持ちの問題であり
「苦手だから(やらない)」と
いうのは、「逃げ」と同義。
では、苦手なことはやらない方が
いいのか?
目先のことを考えると、
苦手なことをやって、
時間と精神に負荷をかけるより、
得意なことをやって、
時間と精神を豊かにするほうが
いいでしょう。
しかし、長い人生を考えた場合、
どちらが他者や社会によい影響を
与えることができるでしょうか?
苦手なことに真摯に取り組む姿勢、
失敗しても七転び八起きの精神で
これでもかと努力する姿勢。
一見、無駄な努力のように
見えるかもしれませんが、
その姿は美しいと思いませんか?
私は、そのような人を尊敬しますし、
そこに美学を感じます。
そのような姿勢が他者や社会に
影響を与えるものだと思っています。
一方で、「苦手なことより
得意なことを伸ばそう」という
価値観が主流になったために、
過度に「苦手」や「失敗」という
ことを意識しすぎてしまう人が
増えてしまったように思います。
さらには、努力している人や
失敗した人を小バカにする人も…。
大切なのは、
「苦手なことでも自分が社会の中で
生きていく上で将来的にどうか?」
といった広い視点で見れるように
なることであり、そのことによって
社会の見え方も変わってくるのでは
ないでしょうか?
ここまで色々と書いておきながら、
実はもっと重要なことがあります。
「なぜ苦手と思うのか?」
哲学的な表現をすれば、
「なぜ、苦手と思わされているのか?」
日本語的には、少し変な表現かも
しれませんが、こう表現せざるを
得ないのです。
このような「問い」を立てる
ことで、自分目線から離れて、
哲学的な高い視点が培われて
いくものです。
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をご検討くださいませ。
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【限定3名様】
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日時 8月27日(土)13時から14時
(延長の場合は、14時30分)
「お茶会」の詳細は → こちらより
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と思い、席数限定でご案内させて
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<食事会:詳細及びお申込>
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締切は、8月20日です。
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お書きください。
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