おはようございます、藤原です。
先日、孫(4歳)が階段から
自分用のタブレットを落として
画面を破損させてしまいました。
故意だったのか、過失だったのか、
目撃者がいないのでわかりませんし、
本人に聞いても、この違いを
理解して状況を説明するには、
まだボキャブラリーが足りません。
念のために
「わざと落としたの?」
「うっかり落としたの?」
と聞いてみたのですが、
「わざと」「うっかり」の意味が
理解できなかったようです。
孫曰く
「階段から落ちたんだよ…。」
「確かに…。 事実は、
タブレットが階段から落ちた。」
それだけ。
きっとウィトゲンシュタインだったら、
「その言葉(わざと、うっかり)を
知らなかった世界を思い浮かべてみればいい。」
とアドバイスするでしょう。(笑)
孫は、ママからかなり叱られる
ことになりましたが…。
これも一つの経験。
この苦い経験から、何を学び、
今後どうするかが大切です。
このことは、大人についても
同様のことが言えます。
「何事も経験が大事」とか
「習うより慣れよ」という言葉が
あるように、本などで論理を
学んだりして頭デッカチになるより、
実際に経験した方が、
生きた学びになると考えて
いる人は少なくありません。
しかし、経験が学びに繋がり、
生活の質が向上しているかと
言えば、どうでしょう?
意外と停滞したままの人が
多いように見受けられます。
なぜ、人生やビジネスが
前に進まないのか?
理由は、いろいろ考えられますが、
ここでは2つに絞ってみました。
一つは、考えることより
経験が大事だという打ち出しが
魅力的に映ることです。
特に思考力のない人に対して、
「本を読むより実践が大事」
「論理を学ぶより、まず行動」
「頭を使うより体を使う経験」
という、思考を排除した打ち出しは、
弱者層には魅力的です。
しかし、実際に行動しても
うまく物事が進まないために、
現実も進まないことになります。
「行動や経験」という理想と、
「結果を出す」という現実の関係性
には、何の関係もありません。
むしろ結果を出すことにフォーカス
するならば、徹底的に考え抜いた上で
行動に移すことが大切であり、
思考することを怠ってはいけない
ということになります。
もう一つは、経験の捉え方に
違いがあるということです。
いろんな経験をしている人が
偉いとか素晴らしいということ
ではありません。
経験の「量」は問題ではなく、
経験の「質」に対して意図的で
あることが重要。
ここで、経験を便宜的に
4つに分けてみます。
・あえて経験しない
・二度と経験したくない
・たまに経験したい
・頻繁に経験したい
に分けることができます。
「二度と経験したくない」こと
ばかりを積み重ねても、
人生は前に進まないでしょう。
反対に、「頻繁に経験したい」
ことは、自分の好きなことや、
強みだったりするでしょう。
だからと言って、
好きなことばかりをしていても、
人間としての成長には繋がりません。
自分の経験を意図的に分析して、
今後に繋げていくことが
人生やビジネスを前進させる秘訣
ではないでしょうか。
さて、孫のタブレット落下事件
もそうですが、大人でも何らかの
問題を起こした時に、
「故意にやったのか?」
「過失だったのか?」
意外と本人にもわからないことが
多いものです。
それだけ、能天気な生活を
しているのかもしれません。
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