おはようございます、藤原です。
コロナを契機に、公立学校でも
タブレット学習が加速しました。
そして後付のようにして、
タブレット学習のメリットを
強調する識者の声が取り上げ
られるようになりました。
そもそもメリットを強調しなければ
ならないというのは、デメリットを
隠さなければならない必然性に
迫られてのことではないでしょうか。
個人的には、これは表面上の体裁を
整えているだけであって、
タブレットを推奨する本当の理由は、
権力構造と資本主義社会の背景を
考慮すると、すぐに理解できるの
ではないかと思っています。
このことには、後ほど触れることに
して、まず、表面上のことについて。
タブレットを使う前は、
何を使っていたのでしょうか?
2〜3年前のことですから、
まだ記憶には新しいはず。
ノートやワークシート(プリント類)
などの紙媒体。
タブレット学習にしてもプリント学習
にしても、メリット・デメリットは
どちらにもあります。
コロナで自宅学習をせざるを得ない
状況下においては、タブレット学習が
功を奏したかもしれません。
しかし、その後はどうでしょう?
教室での一斉授業にどのくらい
タブレットが必要になるのでしょうか。
そこに必然性はなく、むしろ一人一台
タブレットを持たせたことによって、
どうにかして使わせなければならないと
本末転倒のことが起きているのでは?
結論から申し上げると、
タブレットも学習もプリント学習も、
教育の補助教材。
つまり「道具」の一つであり、
教育の「本質」ではありません。
ここでは、タブレットの良し悪しに
ついて個人的な見解を語るつもりは
一切なく…。
冷静に子どもの反応を考えてみると
人気があるのはタブレット一択。
理由はいろいろあると思いますが、
何と言っても「ゲーム感覚」で
勉強が進んでいく楽しさを味わえる
ことです。
昔は、勉強することは面倒臭いことで
あったり、つまらないことの繰り返し
であったりして、むしろ「苦悩」との
闘いの時間だったと思います。
今では、勉強もなるべくラクに、
効率的に覚えることへと価値が
変化してしまったと言ってよいでしょう。
ゲーム感覚に慣れた子どもが、
大人になって仕事に就いた時に、
ゲーム感覚で仕事を進める時代に
なっているのでしょうか?
そんな仕事であれば、
AIがやってくれますから、
そこに人間の出番はありません。
結果的に、ラクさや効率性や
ゲーム性を追い求めることで、
脳が劣化し、大切な思考力や
言語化能力の劣化、さらに
精神性の脆弱さに拍車を掛ける
ことになるのではと危惧しています。
さて、いよいよタブレット推進派が
それを推奨する本当の理由について。
子ども一人に対して
タブレット一台とノート一冊では
どちらが経費を必要とするでしょうか?
タブレットが数万円だとして、
ノートは百円ぐらい。
どちらが経済を回すのに都合が
よいかは、自明。
どこの製品を採択するかは、
権力者の力関係によって決まる
のでしょうか?
子どもの教育の現場に、
大人の事情によるお金の匂いを
ちらつかせて欲しくないものです。
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