おはようございます、藤原です。
人間は、なぜ「褒められたい」
と思うのでしょうか?
この気持ちが強い人の中には、
「褒められたいから行動する」
という人もいます。
やりたいから行動している
のではなく、「他者の評価」が
行動の動機であるということ。
そんなことを考えながら
庭にいるアリを観察していると、
人間の行動が滑稽に思えてきます。
アリは、生きるために黙々と
エサを探し、巣に運んでいます。
褒められたいから働いている
わけではありませんし、
褒められなくても生きるために
せっせと働くでしょう。
一方で、人間の中には
褒められないとやる気をなくしたり、
ふてくされたりする人がいますが、
それはアリより残念な精神力しか
持ち合わせていない、ということ
ではないでしょうか。
なぜ、人間は褒められたいのか…?
結論から先に言えば、
「人間が言葉を獲得したことに
より、言葉に支配されるように
なった」ということ。
「褒める」という言葉があると、
必然的に相反する言葉がセットに
なって表れます。
・貶す(けなす)
・腐す(くさす)
・妬む(ねたむ)
など。
この様に相反する言葉とセットに
なっているのが言葉のルールであり、
さらに、その言葉の意味はファジー。
だからこそ、「言葉の世界」は
複雑になり、人間は様々な問題に
振り回されることになるのです。
*
現実問題として、
上司からAさんが褒められているのを
聞いた人は、どう思うでしょうか?
多くの人は、
「なぜ、Aさんが褒められるの?」
「なぜ、Aさんはひいきされるの?」
「私のことは評価してくれないよね」
とAさんや上司のことまで
貶したり、妬んだりするものです。
これが、「思考弱者」の特徴。
しかし、これはまだ序の口。
Aさんが、能力的にも人間的にも
優れた人であり、褒められる頻度が
高ければ高いほど悲劇が起こります。
同僚や上司から「いじめ」られます。
*
「褒める」と「いじめ」の関係は
複雑に絡み合っています。
しかも大人の世界だけでなく、
幼い子どもの世界でもそうです。
教員時代に小学1年生の担任を
15回ほど経験してきましたが、
1年生でも同じようなことが起きます。
ですから、褒める時の教師の配慮
は、非常に重要となります。
褒め方にもいろいろな配慮と
ルールが必要になるのです。
(ここでは取り上げませんが。)
教育現場の実態は、
褒めることが大切だという認識
が非常に強いです。
そのような教育環境の中で、
育ってきた子ども達ですから、
大人になってからも
「褒められたい」と思うのは
当然のことと言えるでしょう。
*
「褒める」ということを世間では、
「承認」と言っています。
承認欲求は、誰にでも多少はあります。
承認欲求が強いということは、
自分の行動を「他者の評価」に
依存してしまっているということ。
それこそが自分に自信のないことの
表れであり、一生、自信のない生活
を送らなければならないでしょう。
では、そうならないためには
どうしたらいいのでしょうか?
「承認欲求を満たす」のではなく、
「承認欲求を薄める」こと。
そのためには、
自分で判断できる思考力を育て、
自分自身を磨いていくこと。
真摯に学び続ける姿勢と
努力次第で、人生は無限に
拓けていくものだと思います。
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