おはようございます、藤原です。
物事は、いろんな方向から見ると
違った見え方をするものです。
しかし、大人になってからも
それが理解できないというのは、
外見は大人でも思考は幼児のまま
だということです。
これを「大人の幼児化」と言います。
具体的に言うならば、
「きっとこうに違いない」
「あの人は絶対こう思ってる」
「次もこうしてくれるはずだ」
などという、一方的な思い込みの
ようなものです。
つまり、
・自分の都合のよいように解釈する。
・違う考えの人を批判する。
・自分の考えに固着する。
その結果、
他人のアドバイスが耳に入らない、
周りが見えないのが特徴です。
さらに、物事の捉え方が、
白か黒か、善か悪か、
敵か味方か、勝ちか負けかの、
両極端に二分割した二極思考。
このような二極思考も
大人の幼児化の象徴でもあります。
それも一般市民のみならず、
政治家や大企業の経営者といった
日本を牽引するような実力者までも。
本来ならば、知的なリーダーに
ふわさしい人たちでさえも、
自分と違う意見を持つ人を攻撃する
二極思考に陥っています。
日本の民度の低下にほかなりません。
一方で、学習指導要領の改定により、
小学校では2018年度より「道徳」が
「特別の教科」に格上げされました。
これこそ、日本人が幼児化して
いることを危惧しての、
喫緊の策ではないでしょうか。
道徳が教科になった背景としては、
いじめ問題に対応できる能力を
つけるためのようですが、
いささが疑問を感じています。
それはさておき、本来ならば道徳は、
家庭や地域などの子どもの生活の場で、
大人が折に触れて教えていくことにより
涵養されるもののはずです。
例えば、
「友達と仲良く遊ぶにはどうしたらいいか?」
これは、実際に体験しなければ
理解できないものであり、
遊びの中の経験によって体得したり、
周りにいる大人からアドバイスを
もらったりして、学んでいくものです。
戦前を生きてきた人達は、
学校で道徳を学ぶことなどは
なかったにも関わらず、
生きる知恵を身に付けていました。
その一つとして、大家族の中で
もまれながら生活していたことや
地域の人たちと触れ合う機会も
多かったことなどが考えられます。
今は、ほとんどが核家族で、
地域との触れ合いも少ないです。
大人が意図的に計画しない限り、
無縁だと言ってよいでしょう。
東京などの大都会では、
隣に誰が住んでいるかさえ
知らない時代になっています。
このような現状の中で、
これからを生きる子ども達に
大切な学びとは何でしょうか?
教養を身につけ、多様な価値観や
多様な物事の捉え方に触れること
ではないでしょうか。
白か黒か、◯か✕か、
正しい答えか間違った答えか、
というような二極思考ではありません。
しかし残念なことに、
子どもに教える前に、
教える側の教師が二極思考なので、
難しいのではないでしょうか。
このことは、長年教育現場にいて、
ひしひしと感じていたことです。
また、現役の教師からは、
「子どもが年々幼稚になっている」
という嘆きの声も聞いています。
未来の日本をよくするためにも、
リベラルアーツを広めていかなければ
ならないと強く思っています。
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