おはようございます、藤原です。
いい歳をした大人であるにも
関わらず、感情をむき出しにして
叱ったり、怒鳴ったりする上司は
少なくありません。
上司の一言は、
個人に向けられた言葉でも
聞こえている周囲にまで
大きな影響を与えるものです。
中には、一罰百戒の効果を狙って
わざと叱ったり、怒鳴ったりする
上司もいます。
このように虚勢や威圧で
組織を統制するやり方は、
一見ラクで、マネジメント
しやすいように感じられます。
しかし、この方法をする上司は、
「裸の王様」と同じで、
物事の本質が見えず、
周りが呆れていることにも
気づきません。
このような組織は、
上司の命令には忠実に従う
でしょうが、自ら考えて動く
ということはないでしょう。
組織の経営は、学級経営と同じで、
威圧的な担任の場合、
一見クラスがまとまっているように
見えますが、すべてが指示待ちです。
指示がなければ動かない人間を
作ってしまいます。
*
反対に、部下を叱らない上司もいます。
近年、「褒める」ことが教育現場や
人材教育の場での主流となり、
その流れで、学校や職場や家庭で
「叱る」という行為は悪いことだと
認識している人が多いようです。
職場では、「パワハラ」だと
訴えられるのが怖くて、
部下の指導ができない上司。
学校や家庭では、「言葉によるDV」
だと誤解されるのを恐れて、
子どもを叱ることができない大人。
「褒める」ことが良いことだと
認識されています。
「ほめ達」(褒める達人)という言葉
もあり、褒め言葉の「3S」として
「すごい」「さすが」「素晴らしい」
という言葉が推奨されています。
その反動でしょうか、
叱られることに慣れていないせいで、
ちょっとした一言で、
すぐに傷つく大人が増えています。
私が教員をしていた時代から、
「うちは褒めて育てる教育方針で
やってきましたから、
厳しい言葉を言われると傷つきます。
その点は配慮してください。」
などと要望される保護者の方も
いらっしゃいました。
*
「叱る」と「褒める」は
どちらがよいのでしょうか?
答えは、どちらもNGです。
いつも「叱る」人というのは、
自分が感情的になって叱っています。
いつも「褒める」人というのは、
相手の感情を気にして褒めています。
どちらにしても「感情」を
優先させていることから考えれば、
「叱る」も「褒める」も同じです。
感情で言葉を発する人は、
物事を理性的に判断したり、
論理的に考えたりすることが
難しい傾向にあります。
一番危険なのは、相手から
「あなたに叱られる筋合いはない」
「あなたに褒められても嬉しくない」
と思われることです。
「私を本気で叱ってくれた」
「私を本気で褒めてくれた」
と受け止めてもらえることが
大切です。
要は、「どう叱るか」「どう褒めるか」
といったテクニックではなく、
日頃から信頼関係を築く努力をして
おくことが大切ではないでしょうか。
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