おはようございます、藤原です。
日本語には、相手を呼ぶときに
「君」「ちゃん」「さん」など
という敬称があります。
大人の場合は、
相手に敬称を付けるときは
「さん」が一般的でしょう。
どの敬称で呼ぶかは、
相手の年齢や性別、関係性などを
考慮した上で使っておられる方が
多いと思います。
もう約8年くらい前になるでしょうか。
ある年配の女性の方が、
「私は、自分の子ども(男の子)にも
小さいときから『〇〇さん』を付けて
呼んできました。
それが一人の人間として尊重している
ことを表現している言葉だから、
当然『さん』を使うべきです。」
と自信満々におっしゃっていました。
一方で、長年学校現場にいた私は、
前半は、男の子には「君」女の子には「さん」
後半は、男女共に「さん」を付けて
呼んでいました。
彼女のように、我が子にも「さん」を
つける徹底ぶりには感心させられました。
さて、この「君」「ちゃん」「さん」
あるいは「呼び捨て」について、
何かこだわりを持って使っていますか?
「君」は、男との子に使うことが多く、
「ちゃん」は、女の子。あるいは
幼い子の場合はどちらにも使います。
学校現場では、「さん」が一般的です。
敬称とは直接は関係ありませんが、
1990年代から学校では、
「男女混合名簿」を採用するように
なってきました。
その理由としては、
「男が先、女が後」といった「優劣」を
無意識のうちに植え付けてしまう
危険性があるからだと言われています。
この流れを受けて、敬称も
男女を区別せずに平等に扱うという
ジェンダー的な公平さから、
男女ともに敬称は「さん」を
使うことが定着していきました。
今では、LGBTの人たちへの配慮
というのもあるでしょう。
「さん」が一般的になった現代では
ありますが、あえて「呼び捨て」が
好きだという人もたまにおられます。
「呼び捨て」の方が、
親近感が湧くからといった理由
からのようです。
敬称の使い方も、自分なりに深く考え、
こだわりを持って使うのはいいことだと
思いますが、そうでない人を否定して
「『さん』が正しい呼び方です!」と
主張するのはいかがなものかと思います。
教育現場などで、敬称を統一した方が
いろんな意味で余計な混乱を避けると、
構造的な判断をした場合は別です。
個人的な考えにこだわって、
「どうして呼び捨てにしているの!
バカにしているようでしょ。
ちゃんと『さん』を付けましょう。」
などは、違和感を抱いてしまいます。
*
言葉の意味や解釈というのは、
その単語(部分)だけに着目していては
読み取れないことの方が多いのです。
「呼び捨て」にしたからと言って、
相手を軽視しているとは限りません。
言葉の意味や解釈は、
文脈(全体)の中でその単語が
どう使われているかが大切です。
「さん」という敬称を付けても、
文脈によっては徹底的に
相手を否定することもできます。
「ちゃん」は、相手を子ども扱い
しているのでよくないとか、
「君」は男だけとか、
「呼び捨て」は、バカにしている、
というのは、自分がそう思っている
だけなのです。
たかが敬称の一言ですが、
「言葉」の取り扱いによって、
私たちは様々な誤解を生み出し、
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