おはようございます、藤原です。
ある経営者の方からのご相談。
単刀直入に言えば、
「指示した内容が伝わらない
部下がいるのですが、
どうしたらいいでしょうか?」
というような内容。
経営者の方々とお話をしていると、
組織をマネジメントしていくことの
大変さを感じます。
それでも、前向きな姿勢で真摯に
取り組まれる姿に感動しています。
(コンサルをつけるといった時点で、
意識が高いということではありますが。)
私も教育現場(小学校)で31年間
仕事をしてきて、いろんな管理職や
一般の職員、あるいは保護者や
関係団体の方々と接してきました。
組織の中には、何度指示を出しても
指示通り行動しない人や、
勝手に自分でルールを変えて
周りまで巻き込む人もいます。
こういうタイプの人は
ごく一部なのですが、
組織に与える影響は大きいです。
特に経営者やリーダー層の方は、
このようなタイプの人を指導する
のに手を焼いているのが現実です。
それでもどうにかして、
相手に指示の内容を伝えたいと思い、
繰り返し指導はするものの…
何度言っても変わらない…。
挙句の果てには、その人の
「性格」の問題にしてしまって、
諦めてしまうといった
悲しい結末になってしまいます。
ここでもう少し深く掘り下げると
内容を「伝える」と、
内容が「伝わる」の違い。
これは一般的によく言われている
ことだと思います。
「伝える」は、こちら側のみ。
「伝わる」は、相手側を含む。
だから「伝わる」ように、
話し方のテクニックを身につけよう、
というお話。
この視点も大切ですが、
ここで納得していては、
ちょっと思考が浅いかもしれません。
もっと具体的に踏み込むならば…。
Aさんに
「書類に不備があったので、
3行目に具体例を入れて、
そして主任の許可を得たあと、
私に夕方まで提出してください。」
と伝えました。
Aさんは、
「はい、わかりました。」
と返事をしました。
しかし、Aさんは書類を提出する
ことなく帰宅してしまいました。
このようにAさんには、指示した
内容が毎回伝わらないのです。
Aさんの頭の中でどんなことが
起きているか、わかりますか?
・
・
・
「妄想」が起きているのです。
Aさんには、
悪気はまったくありません。
「3行目に具体例を入れる・・・、
どんな具体例にしようかなぁ。
これがいいかな?
やっぱりあれにしようかな?
もっといい具体例はないかな?
誰かに聞いてみようかな?」
このように、具体例ばかりを
妄想しているので、そのあとに
指示があった
「主任に許可を得る」とか、
「夕方までに提出する」といった
内容が伝わっていないのです。
Aさんの立場になれば、
あとの内容が聞こえてこなかった
ということになります。
聞いていたのは、
「3行目に具体例を入れる」
だけ。
あくまでもAさんの場合は、
ということですから、
Bさん、Cさんによって
その思考パターンは違ってきます。
経営者やリーダー層の方は、
手を焼く部下の思考パターンを
読み解く力が必要となります。
相手の思考パターンがわかると、
どのような方策をとればいいかは
おのずと見えてくるはずです。
しかし、
思考パターンを読み解く力は
一朝一夕に身につくものではありません。
だからこそ、哲学思考の積み重ねが
功を奏するのです。
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