おはようございます、藤原です。
私が通っているスポーツクラブは、
ヨガやエアロビクスのレッスンに
参加する時に、くじ引きをします。
なぜかと言えば、
蜜を避けるために人数制限を
しているからです。
その時にくじに当たった外れたで
「運が悪かった〜。」とか
「運が良かった〜。」という
言葉が飛び交います。
これは、単なるくじ引きなので
本人の能力とは関係ありません。
たまたま、くじに当たるか、
外れるかのどちらかになります。
しかし、仕事で失敗をした時などに
この言葉を使う人がいます。
「ミスをしたのは運が悪かったから」
「あんなことになったのは、運のせい」
「私は、いつも運が悪いから」
この「運」という言葉は、
非常に重宝する便利な言葉です。
その気になれば、
どんな場面でも使えます。
自分のミスも、他人に騙された時も、
都合の悪いことが起きた時も
「運が悪い」と言って片づける
ことができます。
「運」のせいにしてしまえば、
それなりに話の筋が通ってしまう
ので、便利でもありますが、
実は非常に危険な言葉なのです。
なぜなら、「運が悪いなら仕方ない」
と妙に納得してしまい、そこで
思考停止を起こしてしまうからです。
さらに、「運」のせいにする人は、
他人にいいことがあった時に
「運が良い」ことを妬んだり、
恨んだりしがちです。
「彼女が昇進したのは、
たまたま運がよかっただけよね。」
とか、
「彼がトップの売り上げだったのは、
運がよかっただけ。」
みたいに。
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本当に「運」で決まるの?
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本当に「運」によって
決まるのでしょうか?
たしかに人生において、
「運」が関係することもあります。
九死に一生を得たような場面では、
「運」のようなものを感じるでしょう。
しかしそれは頻繁にもたされる
ようなものではありません。
私自身の経験から申し上げると、
背水の陣の覚悟を持って取り組んで
いるにもかかわらず、
「もう無理だ〜!」と悲鳴をあげそうに
なった時に、「運」が助けてくれた。
と思えるような経験は数回ありました。
***
下記は、パナソニックを1代で築いた
松下幸之助氏の有名な話です。
面接の最後に必ず
「あなたは運がいいですか?」
と質問をしたそうです。
その時に「運が悪いです」と答えた人は、
どんなに学歴や面接結果が良くても
不採用にしたという有名な話。
松下幸之助氏は、
自分が「運が良い」理由について
このように述べています。
「若い時に海に落ちて、溺れ死にそうに
なったけど、夏だったから助かった。」
とか
「自転車に乗っていたら車にぶつかって、
線路に投げ出されたけれども、
電車が直前で止まってくれたおかげで、
命を取り留めた。」
など。
普通だったら「運が悪い」と捉える
ようなことを、彼は「運が良い」と
捉えているのです。
つまり「運」という言葉を
どれぐらいのレベルで解釈するか
ということになります。
低いレベルで解釈する人は、
信号が青ばかりで目的地に
1分早く到着できたら
「今日は、運がよかった。」と捉え、
信号が赤ばかりで1分遅かったら
「今日は、運が悪かった。」と
捉える思考回路ではないでしょうか。
高いレベルで解釈する人は、
松下幸之助氏のように、
どんなに辛い出来事があっても
命があればすべて「運が良い」と
捉えることができるでしょう。
だとしたら、
ビジネスで少々の失敗をしても、
命があれば「運が良い」ことになるので、
「運が悪い」と運のせいにして諦める
必要はないわけです。
むしろ、「運か良い」ので、
チャレンジするタイミングだと
捉えて、行動することが可能に
なるのではないでしょうか。
「運」という言葉をどのレベルで
解釈するかは、その人が普段から
どれだけ言葉を大切に使っている
かで決まると言ってもよいでしょう。
「言葉を粗末に扱う人」と
「言葉を大切に扱う人」とでは
人生やビジネスの扱い方まで
変わってしまいそうですね。
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