おはようございます、藤原です。
知り合いの方から
「〜は、どうしたらいいですか?」
「〜は、正しいですか?」
「〜は、間違っていますよね。」
こんなご質問を受けることが
意外とあります。
その中でも、自分なりの「答え」を
用意したうえで、質問やアドバイスを
求める人もいれば、
何かわからないことがあると、
すぐに「答え」を知りたがる人が
います。
今回は、後者の方の参考になれば
という思いで、まとめてみました。
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すぐに「答え」を知りたがる、
その心理は?
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「自分は頭が悪いから」
「誰かに教えてもらわないと
自分ではわからないから」
「誰かにアドバイスをもらわ
ないと決められないから」
などと言った理由があるようですが、
さらにそれを深く掘り下げると
「自分で考えるのが面倒くさい」
ということです。
もっと詳しく言えば、
・自分で考えるのが面倒くさい
ので、他人から答えを聞いて、
自分はラクしたい。
・失敗した時に責任逃れをしたい。
・正しいという保証があれば
行動できるのに。
ということが内包されています。
その気持ちも理解できますよ。
私も少し前までは、すぐに「答え」
を聞いていましたので。(汗)
人間は、「答え」がわからない
というのは「不安」なのです。
反対に、
・答えを知っている
・答えを教えてもらえる
・答えが決まっている
というのは、ある種の「安心」
であり、「快楽」なのです。
人間の本質は「快楽原則」に従い
ますので、こうなるのも無理は
ありません。
そこに「善/悪」はないのです。
決して「答えを聞いてはいけません」
と言っているのではありません。
すぐに答えを教えてもらおうと
する行為は、すでに「考えない癖」が
ついているので危険だということです。
私は小学校の現場で31年間、
学級担任をしてきました。
日本の学校教育では、
考える訓練や論理的に話したり、
書いたりする訓練は、ほとんど
されていません。
欧米のように意見を戦わせて議論
することは、ほとんどないのです。
あっても特別活動や道徳などの授業で、
年に数回ではないでしょうか。
さらに、
教科書に書いてあることや
先生から教わった「答え」を
丸暗記して、答案用紙に書きさえ
すればいい点数が取れ、
「優秀」「頭がよい」「優等生」
などと評価してもらえます。
また、
「答えは一つ」
「教えられたことは正しいこと」
「違う考えは恥ずかしいこと」
という学校文化を継承している
ので、物事を懐疑するといった
思考習慣がついていません。
思考を要するような記述テストでは、
「無回答」で出す子どもが多いのです。
世界的に見ても「思考力がない」
と言われています。
とにかく
「答えは一つ」
「教えられたことは正しいこと」
「違う考えは恥ずかしいこと」
これらが習慣になっており、
「自分の頭で考える」とか
「教えられたことを疑ってみる」
という、大切な思考プロセスを
「面倒くさいこと」として、
省略しているのです。
「学校」という枠の中だと
これでもいいのかもしれませんが、
社会に出てからはどうでしょうか?
続きは、次回のブログにて。
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