おはようございます、藤原です。
勉強熱心なあなたは、
「原因と結果の法則」という本を
読んだり、聞いたりされたことが
あるのではないでしょうか?
「原因と結果の法則」を
分かりやすい例で説明すると、
「仕事に対してやる気がでないのは、
部長が嫌いだから。この前の会議の
時も、私に対して不機嫌だったし。」
このように、
仕事が好きになれない(結果)のは、
部長のあの時に態度に「原因」がある、
と決めつけてしまうのです。
(=思い込み)
冷静に考えられる人は
・部長は忙しくなるといつも
機嫌が悪くなるようだ。
・朝から奥さんと喧嘩して
苛立っているのかも。
・不登校のお子さんのことが
気になって笑顔がでないのかも。
・部長はたいてい
月曜日は不機嫌である。
・私に対してだけではなく、
Bさんにも不機嫌に対応していた。
などと、いろんな角度から
考えることができます。
一方で、
ある原因によって結果が
決まっているのであれば、
「偶然性が存在しない」
ということでもあります。
これを都合の良いように
解釈すれば、
「願い続ければ、願いは叶う」
とも言い換えられます。
努力することを避け、
ラクに生きたい人にとっては、
とても都合のよい解釈では
ないでしょうか。
このようなフワフワしたことを
作者のジェームス・アレンは
言いたかったのでしょうか?
そうとは思えませんが。
この「原因と結果の法則」は、
哲学(西洋哲学)から
切り取られていったものです。
残念なことではありますが
コンテンツ業界において、
都合の良い「部分」だけを
切り取られて、さらに捻じ曲げ
られて伝えられているものは
他にもたくさんあります。
さらに、この「原因と結果」に
ついて考察すると
「今」そのことを考えている時点で、
過去の「記憶」となっています。
人間は「記憶」に依存して
生きているものです。
過去に母親から
「あなたは不器用だから」と
言われた一言がトラウマとなって、
私は不器用だからと、挑戦する
ことから逃げてしまう・・・。
ある女性は、たくさんある
新婚旅行の写真がどうしても
捨てられませんでした。
自分では邪魔だと思っている
にもかかわらずです。
よくよく考察してみた結果、
もう二度とあの時のような幸せな
気分を味わうことはできない
のではないかと思っていたのです。
つまり、過去の幸せな記憶に
すがって生きていたのです。
私を含め多くの人は、
都合のよい過去の記憶、あるいは
都合の悪い過去の記憶に執着して、
その時の自分の気持ち次第で、
記憶を都合よく捻じ曲げるのです。
そもそも「記憶」というのは、
脳の機能の一部でしかありませんし、
すべての記憶を保存しておくことも
できません。
ほんの一部の記憶に執着して
生きていくことほど
愚かなことはありません。
「母親から言われたあの一言」
「父親から叩かれたあの時」
などのように。
立派な大人のすることでは
ないのでは・・・。
だから、カウンセリングや
コーチング、セラピーなどで
「過去」を掘り起こしても
意味はないのです。
それより大切なのは、
これからどこを目指していくのか、
そのために今何をするのか、
そんなことなのです。
過去を振り返る時間があったら、
「思考力」を高める勉強をした方が
はるかに有効な時間の使い方だと
思います。
時代の変化に左右されない
人間や世界の「本質」を知る勉強
こそが、確実にビジネスや人生の
視野を広げてくれるものとなるでしょう。
〈追伸〉
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